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カントウタンポポ
見ごろ:3月~5月
セイヨウタンポポよりも大型で、頭花を包む総包の外片に突起があり、外片が反り返らないのが特徴です。
ひと際目を引く黄色いタンポポの花は春の風物詩ですが、今では冬の日だまりでもタンポポの花を見つけることができます。
東京の都心に生えていたカントウタンポポは、ヨーロッパ原産のセイヨウタンポポにすっかり棲み家をあけわたしてしまったといわれて久しく、セイヨウタンポポは牧野富太郎によって1904年、日本に帰化していることが紹介されました。それから100年を経た現在、また日本のタンポポ社会に異変が起きています。東京23区内で採取したセイヨウタンポポといわれるもののうち、実に88%はカントウタンポポとセイヨウタンポポの間に生じた雑種タンポポでした。しかも、この現象は雑種タンポポの母親となる在来タンポポが分布する地域では全国共通のようです。
何はともあれ東京のタンポポ属植物は今、大きな転換期を迎えていることは間違いなく、カントウタンポポの行く末を案ぜずにはいられません。
カントウタンポポが見られる公園
サクラ
見ごろ:3月~4月
日本にはサクラが約300種類あると言われています。これは、基本となる野生種10種の自然交雑やその選抜、品種改良によって生み出されたものです。
3月にはカンヒザクラ・カワヅザクラ、次にオオカンザクラ、そしてソメイヨシノが続き、やや遅れてヤエベニシダレが咲き、4月下旬頃からサトザクラ類が見ごろとなります。
桜の開花状況は、特集コンテンツ「さくら花だより」で別途お知らせします。
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紅枝垂(べにしだれ)
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福禄寿(ふくろくじゅ)
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駿河台匂(するがだいにおい)
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江戸(えど)
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染井吉野(そめいよしの)
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紫桜(むらさきさくら)
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鬱金(うこん)
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エドヒガン
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白雪(しらゆき)
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高砂(たかさご)
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御衣黄(ぎょいこう)
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一葉(いちよう)
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関山(かんざん、せきやま)
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白妙(しろたえ)
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薄墨(うすずみ)
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白山旗桜(はくさんはたざくら)
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カンヒザクラ
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大寒桜(おおかんざくら)
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神代曙(じんだいあけぼの)
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ヤマザクラ
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オオシマザクラ
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八重紅枝垂(やえべにしだれ)
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笹部桜(ささべざくら)
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普賢象(ふげんぞう)
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枝垂桜(しだれざくら)
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子福桜(こぶくざくら)
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河津桜(かわづざくら)
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レーガンザクラ(ソメイヨシノ)
※クリックすると拡大します。
都立公園・庭園の代表的なサクラ風景
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神代植物公園(神代曙)
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木場公園・バーベキュー広場からの眺望
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篠崎公園オオシマザクラ
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浜離宮恩賜庭園潮入の池周辺のソメイヨシノ
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六義園シダレザクラ
サクラソウ
見ごろ:4月中旬
日本各地の山地の草原に自生する多年草です。江戸時代から多くの園芸品種が作られてきました。江戸時代から大正時代まで、荒川沿いの原野にはサクラソウの群生地が連なり、春の花期には市民の行楽地でした。上流から戸田原、浮間が原、野新田の原、尾久の原、千住の野までと、さらに上流の田島原(旧浦和市)は、大正11年(1922)に、最も自然状態が残っているとして、国の天然記念物に指定され、現在は特別天然記念物に指定されています。
サクラソウが見られる公園
サクラソウを見るなら特にオススメ!
浮間公園
かつて隅田川上流や荒川河畔にはサクラソウが自生しており、今では野生のものは姿を消してしまいましたが、昔の群生地の一つ、浮間ヶ原に造成された浮間公園では、その可憐な花が楽しめます。浮間公園では、サクラソウを後世に残すためにつくられた約1,600m²の浮間ヶ原桜草圃場で栽培しています(4月中旬~下旬頃開園)。
ツツジ
見ごろ:4月中旬~5月上旬
ツツジは、ツツジ科ツツジ属の植物の総称です。由来は、花が次々に咲く様子から「ツヅキサキ」、花が筒のように咲く様子から「ツツサキ」などから、ツツジの名になったという多くの説があります。
江戸時代は園芸が大変盛んで、ツツジも多くの園芸品種が作られ、観賞されるようになりました。元禄時代、江戸におけるツツジの栽培・鑑賞は駒込染井を中心に最高潮を迎え、1681年に発行された「花壇綱目(かだんこうもく)」には、ツツジの園芸品種147種が挙げられています。
サツキ
見ごろ:5月下旬~6月上旬
ツツジの仲間。一般的なツツジよりも約1ヶ月遅れの季節(旧暦5月の皐月の頃)に咲くためにこの名がつけられました。
ツツジ・サツキが見られる公園
ツツジ・サツキを見るなら特にオススメ!
六義園
六義園を造園していた当時、江戸は空前のツツジブームに沸いていました。そのため、六義園には霧島をはじめ当時流行の様々なツツジの品種が数多く導入され、当時の園芸書に登場するキリシマツツジ系の古い品種が数多く残されています。
和歌の趣味を生かした優美な庭は、富士見山ともいわれる標高35mの藤代峠を裾から頂上まで覆うツツジと、5月下旬より出汐の湊(でしおのみなと)から玉藻の磯(たまものいそ)辺りの池畔を彩るサツキは美しく、息を飲むほどです。園内には、樹齢約140年のオンツツジやドウダンツツジの古木もあります。
フジ
見ごろ:4月下旬~5月上旬
フジは日本原産の植物で古くから観賞されてきました。フジにはフジ(ノダフジ)とヤマフジの2種があり、フジ(ノダフジ)は、つるは上から見て時計回りに巻き上がり、花房は長さ20~90㎝にも達し、黒竜(コクリュウ)や長崎一才藤(ナガサキイッサイフジ)などの品種があります。反対にヤマフジは花穂が短く、つるが左巻きです。品種には、白花美短(シロカピタン)・紫花美短(ムラサキカピタン)・八重花美短(ヤエカピタン)などがあり、庭植えの多くは棚仕立てや壁面仕立てにされています。
フジが見られる公園
フジを見るなら特にオススメ!
旧芝離宮恩賜庭園
入口付近に大きな藤棚があり、フジの樹齢は約200年といわれています。江戸末期から紫の花房を下げ、芳香を放ってきたことになります。
小石川後楽園
小石川後楽園は、小石川台地の起伏を活かし「海」「山」「川」「田園」の風景が表現されています。のどかな景色が広がる「田園の景」の中に6枚の藤棚があります。新緑に覆われる里山の風景にフジ色が映え、景観をより印象深いものにしています。フジの花を背景にカキツバタと「八つ橋」もお楽しみいただけます。
神代植物公園
フジ園は藤棚一基(85m×5.5m)と国際バラコンクール花壇、原種バラ園に接した2箇所からなり、フジ(ノダフジ)やヤマフジの園芸品種、ムラサキナツフジなど13品種49本が植栽されています。
ニリンソウ
見ごろ:3月~5月
ニリンソウは春の植物の一つでキンポウゲ科に属し、1本の茎に2輪(1~3輪)の花を咲かせることが多いので、ニリンソウと呼ばれています。
ニリンソウが見られる公園
ニリンソウを見るなら特にオススメ!
赤塚公園
サクラの花が散る頃、大門地区の雑木林が可憐な野草・ニリンソウで美しく彩られます。武蔵野台地の崖線に沿って奥行きは約20m、東西約200mの白い花の乱舞は見る人を別世界にいざないます。
カタクリ
見ごろ:4月~5月
早春の頃、紅紫色の花びらを反り返らせ、うつむいて咲くのがカタクリです(葉には暗紫色の斑点模様があります)。日本原産のユリ科の野草で、山地や丘陵地にある雑木林の林床に生える球根植物です。木漏れ日の中で、花が群生して咲く様子は見事です。
カタクリが見られる公園
ムラサキ
見ごろ:5月下旬~6月
万葉集にもその名が出るほど歴史は古く、元々は山地の草原などに自生していた多年草です。名前が示すように根を紫色の染料として利用するため、奈良時代から江戸時代末期まで栽培が行われてきました。2013年現在では、環境省のレッドリスト・絶滅危惧IB類(EN)に指定されている貴重な山野草です。
ムラサキが見られる公園
バラ
見ごろ:5月~6月
バラは、バラ科バラ属の植物の総称で、多くの野生種、交雑種、園芸品種があります。バラの原種は、北半球の亜熱帯以北に分布し、世界に120種あまりが知られています。バラの栽培の歴史は、5000年を超えるといわれていますが、その栽培が飛躍的な発展を見せたのは19世紀になってからで、ヨーロッパで栽培されていた一季咲き(春のみ開花)の野生種や交雑種に中国原産の四季咲性のバラが交配され、四季咲性のバラの品種が生み出されました。
現在、栽培・観賞されるバラの多くは、現代バラ(モダンローズ)と呼ばれるもので、ハイブリッドティーローズ(四季咲大輪)やフロリバンダ(房咲中輪)つるバラなどの系統があります。
バラが見られる公園・庭園
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ピース
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プリンセス・チチブ
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ブルームーン
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プリンセス・ミチコ
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マチルダ
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プリンセス・ド・モナコ
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フレンチ・レース
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聖火(せいか)
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パパ・メイヤン
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芳純(ほうじゅん)
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チャールストン
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ホワイト・クリスマス
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クイーン・エリザベス
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ブルー・バユー
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マジョリカ
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ブルー・リバー
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シャルル・ドゴール
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インカ
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ニュー・アベマリア
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桃香(ももか)
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マリア・カラス
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スーパースター
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ユーロピアーナ
コンフィダンス
ジョン・F・ケネディ
ファラオン
ゴールデン・セプター
天女(てんにょ)
シカゴ・ピース
サマー・サンシャイン
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スヴェニール・ド・アンネ・フランク
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イエロー・ジャイアント
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かがやき
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緑光(りょっこう)
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ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ
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ヘレン・トローベル
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シルバ
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ムーン・スプライト
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つるアイスバーグ
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マジョレット
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うらら
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つるデンティ・ベス
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ガーデン・パーティー
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モッコウバラ
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キモッコウバラ
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テリハノイバラ
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ロサ・フェティダ・ペルシアーナ
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ノイバラ
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グリーンローズ
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ロサ・ギガンティア
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コウシンバラ
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ロサ・キネンシス・ミニマ
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ハマナシ
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セブン・シスターズ・ローズ
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ロサ・ガリカ・オフィキナリス
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ダマスクローズ
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マイカイ
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フラウ・カール・ドルシュキ
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レディ・ヒリンドン
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ブルボン・クイーン
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モーツァルト
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よろこび
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ラ・フランス
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