公園協会の取組と生きものたち
東京都公園協会は、生きものの生息生育地をつくり、命をつないでいくために、環境整備された公園内での順応的な維持・管理とともに多様な生物の生息生育拠点を保全・創出しています。また、生きものの生息生育環境づくりに関わる人の輪をつなぎ生物多様性の理解者を増やすため、自然体験の場と機会を提供し、地元住民、協力団体、地元自治体等との連携を深める活動を行っています。






生物多様性に関する取組をエリア別に紹介します
東京都の生物多様性への取組
東京都は、「地域及び都市生態系の質の向上」「生物多様性保全の普及啓発」「公園利用の促進及び利用価値の向上」を目的に、都立公園で多様な生物が安定して生息生育できる環境づくり「多様な生物が生息する都立公園づくり事業」を行っています。この3つの目的を実現するために、都立公園の環境整備を行い、生きものの調査、かいぼり、都民の皆さんとの協働などの取組を進めています。






東京都は、「公園の自然的景観の保全・再生(水辺の再生)」を進めるため、平成30年度から令和6年度にかけて16公園30池(39回)で生態系の回復や水質改善等を図るため「かいぼり」を実施してきました。令和2年度以降は「かいぼり」後の変化を把握するためのモニタリング調査を実施しています。公園協会では、東京都、各公園池の関係者、地域住民と協力してこれらの取組を進めています。






生物多様性とは、地球上の生きものたちが持つ、豊かで固有性的な性質と、互いに支え合う関係性のことを指します。
地球の長い歴史の中で、生きものたちはそれぞれの環境に適応しながら進化し、現在では3,000万種以上ともいわれるほど多様な生命が誕生しました。
これらの生命は、遺伝子、種、そして生態系という3つの異なるレベルで、それぞれの多様性を持っています。一つ一つの生命は独自の個性を持っており、直接的・間接的に他の生命とつながり、相互に影響を与え合いながら存在しています。
公園協会では多摩丘陵の里山から、都心の歴史ある公園、水辺の公園、そして島しょ部まで、それぞれの環境特性を活かした保全活動を展開しています。さらには、植物多様性センターや緑と水の市民カレッジといった専門施設を運営、絶滅危惧種の保護や、保全を担う人材の育成など、生物多様性を守り育てる拠点としてたゆまぬ拡充を続けています。
神代植物公園 植物多様性センター
植物多様性センターは、東京都に自生する野生植物の一年の変化や、植物の周りで暮らす動物たちの観察を楽しむ植物園です。東京都に残された貴重な植物や環境を次世代へと継承するため、「絶滅危惧植物の保護・増殖」「絶滅危惧植物の情報収集・発信」「植物多様性に関する教育・普及」の3つの取組を軸に活動しています。
緑と水の市民カレッジ
緑と水の市民カレッジは、東京都公園協会が運営する緑と水に関する専門施設です。協会が持つ独自のノウハウや人材を活用し、幅広い知識が学べる講座や企画展示を行っています。また、緑に関する専門図書館「東京グリーンアーカイブス」の運営や「東京都公園協会賞」の実施などにより、都民の皆さんが緑と水に親しみ、その知識を深める手助けをしています。
多摩丘陵へいこう!
多摩丘陵は、西は高尾山麓から東は神奈川県境へと東西約20㎞にわたる都内最大の丘陵地帯。人の営みとともに育まれた雑木林、農地、草地が現在の市街地と接しながら散在し、今なお残る里山景観が楽しめる地域。そこで自然に親しむハイキングコースや、多摩丘陵で出会える植物や動物たち、自然を学ぶイベントなどを紹介しています。身近な自然が持つ力と美しさを感じてみてください。
自然公園へいこう!
東京には、亜熱帯の島から亜高山帯の原生林、身近な里山まで、先進国の首都には稀有で多様な自然環境が広がっています。都立の自然公園は、この豊かな生物多様性を体感し、その恵みとふれあえる貴重な場所です。
四季折々の多様な野草や動物、固有の生態系が息づく自然公園へ、ぜひみなさまで出かけてみませんか。東京の自然の奥深さを感じてみませんか。自然公園へ行こう!









