公益財団法人東京都公園協会では、
「生物多様性に配慮しながら、都市の環境資源である緑地や水辺を守り育てることで、
持続可能な東京のまちづくりに貢献すること」をビジョンの一つに掲げています。
その中で自然度の高い多摩丘陵エリアに位置する公園から、
都心部に位置しながらも今なお豊かな自然の残る公園、人々の生活の一部となっている公園など
様々な自然環境がある公園の生物多様性に配慮した管理に取り組んでいます。
また、東京都と連携し「多様な生物が生息する都立公園づくり事業」や「都立公園池水質改善事業」を進め、
東京都の水と緑を保全するとともに自然にふれあい、共に保全する活動に取り組んでいます。
多様な生物が生息する
都立公園づくり事業とは
東京都は、「地域及び都市生態系の質の向上」「生物多様性保全の普及啓発」「公園利用の促進及び利用価値の向上」を目的に、都立公園で多様な生物が安定して生息生育できる環境づくりを行っています。公園協会は、この3つの目的を実現するために、環境整備された都立公園で生きものの調査、順応的な維持管理、都民の皆さんとの協働などの取組を進めています。
都立公園池水質改善事業とは
東京都は、「公園の自然的景観の保全・再生(水辺の再生)」を進めるため、平成30年度から令和2年度にかけて15公園30池で生態系の回復や水質改善等を図るためかいぼりを実施してきました。令和2年度以降はかいぼり後の変化を把握するためのモニタリング調査を実施ています。公園協会では、東京都、各公園池の関係者、地域住民と協力してこれらの取組を進めています。