季節の生きものコラム
どんぐりのいろいろ ~雑木林からの贈りもの~
秋深まる頃、雑木林の足元をにぎわせる、堅くて丸い茶色の木の実。
ご存知どんぐりです。大きな丸いクヌギのどんぐり、ちょっと細長いコナラのどんぐり・・・。
少し気をつけながら探してみると、形や帽子の模様もさまざまなどんぐりたちが見つかることでしょう。
ここでは、公園や野山に身近な種類のどんぐりをご紹介いたします。
身近などんぐり
クヌギ

どんぐりは直径3cm程で丸い。実るまで2年かかる。落葉性。樹皮は黒味を帯び、ひだが深い。帽子は紙状に裂け、反り返る。
コナラ

どんぐりは直径2cm程で細長い。1年で実る。落葉性。樹皮はやや白味を帯び、ひだは浅い。帽子の模様は鱗状。
シラカシ

どんぐりは直径1.5cm程で細長く、先端の突起基部の盛り上がりが目立つ。1年で実る。常緑性。樹皮は黒味を帯びた灰色でざらつく。帽子の模様は横しま状。
ウラジロガシ

どんぐりは直径2cm程で細長い。実るまで2年かかる。常緑性。葉の裏がロウを塗ったように白味を帯びる。帽子の模様は横しま状で、毛がある。
アラカシ

どんぐりは直径1.5cm程で細長い。1年で実る。常緑性。どんぐりの表面に縦じまが目立つ。帽子の模様は横しま状。
ウバメガシ

どんぐりは直径1.5cm程で細長い。実るまで2年かかる。常緑性。備長炭の材料として知られる種類。帽子の模様は鱗状。
どんぐりとは
かたい皮をもった種子(堅果)で、おわんのような帽子(殻斗)をかぶったブナ科の実の愛称。また、特にクヌギの種子を指した言葉でもある。丸い栗のような形から「団栗」と当て字される。クヌギなどのように実るまで2年かかる種類もあり、年によって豊作・不作になることがある。シイ類やブナの種子は本来どんぐりとは呼ばないが、まとめて扱われることが多い。

スダジイ

マテバシイ

ブナ

