2026年4月

春の『ショーアップ審査』が行われた「第4回東京パークガーデンアワード 夢の島公園」

空はどこまでも高く、みずみずしい空気に包まれた夢の島公園。コンテストガーデンの植物たちも、周囲の木々に負けじと勢いよく成長し、春ならではの見せ場を迎えています。4月中旬、春の出来栄えを評価する『ショーアップ審査』が行われました。作庭後、初となる審査の模様を各ガーデンの様子とあわせて紹介します。

年3回の審査が行われる「東京パークガーデンアワード」

4回目の開催となる今回のテーマは「海辺のサステナブルガーデン」。会場が海辺という環境にあることから、これまで以上に注目が集まっている今回のコンテスト。審査は4月・7月・11月の年3回にわたって行われます。ガーデンの施工から約4カ月が経過した今回、第1回目となる『ショーアップ審査』が行われました(ショーアップ審査では、春の見ごろを迎えたガーデンの観賞性を審査します)。

審査期間:2026年4月8日~15日

「東京パークガーデンアワード」の審査員

審査員は以下の5名。福岡孝則(東京農業大学地域環境科学部 教授)、正木覚(環境デザイナー・まちなか緑化士養成講座講師)、吉谷桂子(ガーデンデザイナー)、本木一彦(東京都建設局公園緑地部長)、植村敦子(公益財団法人東京都公園協会 常務理事)

『ショーアップ審査』の審査基準

『ショーアップ審査』の評価のポイントは、主に、植栽の春の美しさがしっかりと表現されているか=ガーデンの観賞性が重要。単に華やかであることだけが重要ではなく、「植物個々の特性・魅力がしっかり見せられているか」、「葉や花の組み合わせがデザイン的に美しいか」が求められます。

※今回行われた審査結果の公表はありません。

エリアごとの様子

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JOURNAL GARDEN A

作品タイトル

花の巡り、風と大地の詩

【審査当日(4月中旬)のガーデンの様子】

審査時の見どころ

ブルーやバイオレットを中心に、多様な花が咲きそろい、平坦に広がる野原のような風景です。力みのない植栽は、みずみずしくさわやかな印象。そのやさしく柔らかな表情が、訪れた人をリラックスさせてくれます。

開花期を迎えていた植物

ユーフォルビア・ウルフェニー、ゲラニウム‘サバニブルー’、フロックス‘ムーディーブルー’、ネペタ‘フェリックス’、チョウジソウ、フロックス・ピロサ、ルナリア‘チェドグロウ’、ブルビネ・フルテスセンス、ムスカリ、ドリーメリア‘スイートドリーム’、ダイアンサス・カルスシアノルム、ギリア(白)、カマシア・クシッキー
JOURNAL GARDEN C

作品タイトル

Stewardship Garden:The Way

【審査当日(4月中旬)のガーデンの様子】

審査時の見どころ

波型の花壇の中で、植栽のデザインが交差するように構成され、美しいアンジュレーションが印象的です。グラウンドカバーの使い方も独特で、海の砂や貝を取り入れることで、海辺の庭というテーマがユニークに表現されているところも見どころ。草花一つひとつの造形も際立ち、個性あふれる植栽が楽しめます。

開花期を迎えていた植物

フリチラリア・ペルシカ、ゲラニウム・ツベロサム、シラー・シヴェリカ‘アルバ’、ラナンキュラス・ラックス‘アリアドネ’、ラナンキュラス・ラックス‘ミネルバ’、ムスカリ‘ダブルマジック’、スイセン‘タリア’
JOURNAL GARDEN D

作品タイトル

SurFIVE Garden

【審査当日(4月中旬)のガーデンの様子】

審査時の見どころ

起伏の頂部をクロスさせながら絶妙な株間で植え込まれた植栽は、ボリューム感たっぷり。群植されたラナンキュラス・ラックス‘サティロス’がウェーブ状に広がる風景は、遠くからでも目を引き、強いインパクトを残しています。

開花期を迎えていた植物

ラナンキュラス・ラックス‘サティロス’、ゲウム‘トータリータンジェリン’、ムスカリ、ハナニラ、キンギョソウ‘ブラックプリンス’
JOURNAL GARDEN E

作品タイトル

「東京サバンナ・バイ・ザ・ベイ」 〜地の記憶と環境を翻訳する庭

【審査当日(4月中旬)のガーデンの様子】

審査時の見どころ

まだボリュームは控えめですが、力強く芽を出す植物の様子からは、確かな春の訪れが感じられます。グラス類の多いワイルドな植栽の中に、ピンクや青紫、黄色、白といった花色が効果的に配され、これから迎えるピーク時の見応えを予感させます。

開花期を迎えていた植物

アルメリア‘モーニングスターディープピンク’、ゲウム‘バナナダイキリ’、ゲウム‘マイタイ’、ネペタ‘キャッツパジャマ’、フロクス・デバリカタ‘ラファミイ’
JOURNAL GARDEN B

作品タイトル

潮風に揺れるプレイフルガーデン
-Playful Garden Swaying in the Coastal Breeze-

【審査当日(4月中旬)のガーデンの様子】

審査時の見どころ

背景のユーカリの林に自然になじむ植栽はボリュームがあり、包み込まれるような没入感が感じられます。グレヴィレアや球根類の鮮やかな花色が、下草のグリーンのグラデーションに美しく映え、表情豊かな風景をつくり出しています。

開花期を迎えていた植物

グレヴィレア‘プーリンダ・イルミナ’、ユーフォルビア・ウルフェニー、カマッシア・カエルレア、チューリップ‘マーラ’、フリチラリア・ツンベルギー、ダイアンサス・カルシアノルム、ジギタリス‘クリームベル’

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