人材育成について

人材育成について

緑の効果に着目し、緑のまちづくりの方法を学び地域に伝える役割を担う「フイールドリーダー」の育成と、界わい緑化プログラムをはじめとした緑を活用したまちづくり事業をコーディネートする「まちなか緑化士」の育成を行っています。

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  • 施設内を案内している写真
  • 緑に囲まれた中で人材育成している写真

人材育成プログラムの全体像

[人材育成プログラムの全体像]

緑化活動の担い手として地域で活躍する一般向けのフィールドリーダープログラムと、事業をマネジメントしながら推進するビジネス向けのまちなか緑化士プログラムの2つの柱で運営しています。
フィールドリーダープログラムでは基礎編の「フィールドリーダー養成講座」を入口に、「まちなか緑化インストラクター」認定試験へとステップアップすることが出来ます。
まちなか緑化士プログラムは、「まちなか緑化士養成講座」として開講し、修了後は、「まちなか緑化士」認定試験の受験資格が得られます。 その他に自治体職員向けの研修プログラムを実施しています。

養成講座の構成チャート図

講座について

[講座について]

まちなか緑化の人材育成プログラムの特徴は、緑化支援の現場と連携しながらの講座構成です。
講座を通して、緑化推進プロセスを共有することができるため、より実践的なノウハウを学ぶことができます。

1.フィールドリーダー養成講座

本講座は、「まちなか緑化モデル事業」に参加しながら、実際の体験を通じて、まちづくりの手法を学ぶ基礎編講座です。緑がもたらす体感的な心地よさの理由を学び、その効果を伝えるノウハウを学びます。
※今年度の「フィールドリーダー養成講座」の開催はございません。予めご了承ください。

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2.まちなか緑化士養成講座

本講座は、緑化事業、まちづくり関連等の従事者を対象とした、さまざまな場面で応用できる、まちなか緑化事業のまちづくりのノウハウとスキルを学ぶ実践講座です。今年度はオンラインによる3日間にわたるプログラムです。

  • 実践講座をしている写真
  • 会議室講座を聞いている写真

3.自治体向け研修プログラム

自治体での制度化を支援するために、自治体職員を対象とした、まちなか緑化の推進手法を学んでいただくための、短期集中プログラムです。

  • 野外で自治体向け研修をしているしている写真
  • 会議室でテーブルを囲んで自治体向け研修をしているしている写真

認定制度

[認定資格について]

  1. まちなか緑化士認定
    まちなか緑化士養成講座の修了者を対象に、まちなか緑化事業のまちづくりのノウハウとスキルがあると認められると「まちなか緑化士」として認定されます。
  2. まちなか緑化インストラクター認定
    フィールドリーダー養成講座の修了者を対象に、まちなか緑化と緑の体感的な効果を伝えられるスキルがあると認められると「まちなか緑化インストラクター」と認定されます。
    ※今年度の試験実施はございません。ご了承ください。

まちなか緑化士養成講座FAQ

[まちなか緑化士養成講座FAQ]

    Ⅰ.まちなか緑化士養成講座申込みを検討している方


  1. まちなか緑化士養成講座ではどのようなことを学ぶことができますか?
    まちづくりの企画力を身につけるための講座です。「みどり」を活用することで「コミュニティ」を機能させ、「環境デザイン」と「コミュニティデザイン」とを組み合わせた手法がこの講座の特徴となっています。そして、こうした手法を活用して参加者自身のテーマに則して企画案を仕上げていただくことで、実践的なノウハウを身につけていただきます。
  2. まちなか緑化士養成講座受講にあたって必要な条件や年齢制限はありますか?
    建築、造園、ランドスケープ、都市計画などの実務経験がある方をおすすめします。年齢制限はありませんが、上記の実務経験がある方を対象とした講座です。
  3. まちなか緑化士養成講座を受けた方は受講後どのような活動をされていますか?
    緑を活用したまちづくり、コミュニティガーデンづくりをはじめとした、緑とまち、人をつなげるさまざまなプロジェクトに、学んだスキルを生かしていただいています。

  4. Ⅱ.まちなか緑化士養成講座を受講するにあたって


  5. まちなか緑化士養成講座を受講したいが、オンライン受講に自信がありません。
    オンデマンドとして、Vimeoというシステムを、オンライン授業はzoomを使います。受講前までに申込みとは別にVimeoの会員登録が必要になります。申込後、手続き方法に不明な点がありましたら、オンライン講座サポートデスクまでお問い合わせください。
  6. すでに別の予定が入っているため、全ての回に参加することができません。
    原則として3回すべてご出席いただける方を対象としています。急遽受講できなくなった場合は、講座事務局またはオンライン講座サポートデスクまでなるべく早めにお申し出ください。
  7. まちなか緑化士養成講座を受講すると、どんなベネフィットがありますか?
    講座修了生には、毎年開催されるまちなか緑化交流会にご参加いただけます。みどりやまちづくり、建築などに携わる方々との情報交換や交流の機会となります。その他、東京都公園協会で実施している講座や助成事業などの最新情報をお伝えします。

  8. Ⅲ.まちなか緑化士資格認定について


  9. まちなか緑化士養成講座に受講すれば、まちなか緑化士に認定されますか?
    3回すべて講座に出席し、修了レポートを提出した後、まちなか緑化士認定試験(受験任意、受験料無料)に合格いただいた方が「まちなか緑化士」となります。不合格の方は1年間に限り「まちなか緑化士補」となり、次年度のまちなか緑化士認定試験を受験できます。
  10. まちなか緑化士の資格をとるメリットは?
    これまでまちなか緑化士の資格を持った方の多くが、緑とまち、人をつなげる建築、ランドスケープ、都市計画の各プロジェクトへ生かしていただいています。
  11. まちなか緑化士の試験はどのようなものですか?
    オンラインによる講座内で作成したプロジェクト企画のプレゼンテーションと質疑応答を行い、認定員が合否判断します。(所要時間は15分程度)

  12. Ⅳ.まちなか緑化士養成講座で取り上げるプロジェクトについて


  13. 自分のプロジェクトは、どんなものが良いでしょうか?
    現状まだ未着手であっても、プロジェクト提案者(今回の場合、受講生のみなさん)がまちなか緑化士養成講座を通じて、具体化、あるいは実現していただくことをめざしています。
  14. テーマにしたいプロジェクトは、現在仕事で関わっているので、情報を開示できません。プロジェクトとして適当でしょうか?
    プロジェクトの取り扱いについては、細心の注意を払って取り扱わせて頂きます。ただ、不特定の場所になってしまうと、ゼミなどのアドバイスがしづらくなってしまいますので、支障のない範囲で情報をご提供いただけるとよりよい講座になると思います。
  15. 自分の中でやりたいプロジェクトはあるけれど、具体的な場所はまだ決めていません。
    プロジェクト未着手の場合、架空の設定になるかも知れませんが、設定を書いていく中であまりに情報がなくシートを書けないのであれば、現地踏査やインターネットなどで情報を集めて、ご記入ください。(提出まで時間が限られているので、できる範囲で結構です)今後も情報が集められなさそうな場合は、プロジェクト企画を進めていくうえで、あまり適当でない可能性が高いので、より情報を集めやすい場所やプロジェクトを選んでいただく方が良いでしょう。
  16. 自宅や自分の店、オフィスの緑化をプロジェクトとして取り上げたいのですが、まちなか緑化として適当でしょうか?
    ご自身の建物だけにとどまらず、向こう三軒両隣やまち、人に拡張していくようなプランであれば、ぜひプロジェクトとして取り上げてください。
  17. 今回考えたい場所があるのですが、自分が所有していないため、いざ緑化となると現実的ではなさそうです。
    ご自身が所有している場所でなくても、所有者などと理解・協力しながら進められる可能性もあります。ただし、まったく自分が関われる余地がないような場所であると実現が難しい可能性があるので、自分がプロジェクト実施に関われるもの、関わりたい場所を選んでいただけることをおすすめします。

講師について

[講師について]

甲斐氏顔写真

甲斐徹郎

(株)チームネット 代表取締役
関東学院大学客員教授、東京都市大学、多摩美術大学、都留文科大学 非常勤講師

独自の「つながり」理論をもとに多くのプロジェクトを手がけ、環境共生型の住まいとまちをプロデュースする。まちなか緑化活動支援事業の緑化支援プログラム構築し、モデル事業を推進する。著書に「まちに森をつくって住む(農文協)」「自分のためのエコロジー(筑摩書房)」など多数。

正木氏顔写真

正木覚

エービーデザイン(株) 代表取締役
JAG(ジャパンガーデンデザイナーズ協会)会長

個人の庭を中心に、ここちよさを求めたデザイン・設計に取り組んでいる。まちなか緑化モデル事業の、緑化デザイン、緑化施工を担当する。著書に「正木覚のここちよい庭づくり(講談社)」「樹木で演出するミニ・ガーテンプラン心やすらぐ庭づくり110例」など多数。

坂本氏顔写真

坂本千晴

(株)C-ROW 代表取締役
まちづくりプランニング・コーディネーター

市民参加・協働によるまちづくりのデザインやワークショップの企画運営を行っている。まちなか緑化モデル事業のプロセス企画・運営と拠点づくり事業の企画・コーディネートを担当する。