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当園のばら園は3つのエリアで構成されており、約400種類5,200本のバラをご覧いただけます。
本園
シンメトリックに設計された沈床式庭園では、一面に咲き誇るバラに囲まれたような景色をお楽しみいただけます。また、神代植物公園のばら園整備のもとになった「ロサンゼルスから贈られてきた日米友好のバラ」や、世界中に愛されバラ文化の発展に貢献した「殿堂入りのバラ」も楽しむことができます。
バラの花期は年2回。春は5月下旬の頃が盛りで、秋は10月中旬からです。秋の花は小ぶりですが、色彩が鮮明です。
野生種・オールドローズ園
現代バラ作出に貢献した野生種、オールドローズを中心に植栽しています。ここに植栽されているバラは、都立園芸高校のバラ園のものをもとにしたものです。鈴木省三氏(※)が、バラの育種・改良のために世界各地から収集された貴重なコレクションであることから、鈴木省三氏の快諾を得た上で、同校より接ぎ穂を譲り受け、神代植物公園にて接木苗をつくり育てました。
※ 鈴木省三氏は生涯に130を超える品種のバラをつくりだし、海外のバラ育種家の中で「ミスターローズ」(ミスターはその世界の代表を意味する)と呼ばれた日本人です。
都立園芸高校バラ園(鈴木省三記念バラ園)の紹介はこちら
国際ばらコンクール花壇
国際ばら新品種コンクール(JRC)のための試作場として、世界各国から出品されるバラの試作、審査を行っています。このコンクールではバラの形態毎に4部門に分けて審査が行われ、優秀なバラに対して金、銀、銅賞が送られます。また、この入賞花の中から芳香賞が授与されます。受賞したバラは、ばら園本園の大温室側に植栽されています。
正門付近から池の周辺に植えられたコレクションは、この公園のシンボルの一つ。280品種、12,000株という規模は他に例のないものです。
植物観察のあい間、足をなげだしてのひと休み、ピクニックのお弁当を広げるのに好適の場所です。広場の中央にあるススキに似た植物は、パンパスグラスです。
早春、ほかの園地に先駆けて春の香りが漂います。72品種、210本のウメがあり、早咲き、遅咲きを通すと1月下旬から3月下旬まで花を楽しむことができます。
武蔵野の古刹として知られる深大寺の裏山に当たる林です。クヌギ、コナラ、イヌシデ、エゴノキ、アカマツなどが茂る典型的な武蔵野の雑木林で、春の芽立ち から冬木立まで、季節ごとの移り変わりに趣があります。また、その中心部は、サンクチュアリとして自然のままに保存しています。
園内にはサトザクラなど600本のサクラが植えられています。一番多く集められている場所はもちろんさくら園ですが、芝生広場の西側や、ばら園入口のソメイヨシノの並木も見事なものです。
熱帯の花木室、熱帯スイレン室、ベゴニア室などがあり、平成28年5月に、約1300品種を有する大温室にリニューアルオープン致しました。
昭和60年6月1日、新たに開園した無料区域に隣接して平成9年6月1日に新たに約1.8haを追加開園しました。園内の一部は「東京都指定史跡深大寺城 跡」となっています。深大寺の裏山から湧き出た水が集まって湿地帯になっていたところに、木道などを整備して公開したもの。池と水路にはアシ、オギ、マコモ、コガマ、セキショウなどの自然の水辺の植物が生えていますが、他にカキツバタ、ハナショウブ、ミクリ、コウホネ、アサザ、サクラソウ、ミソハギ、サワ ギキョウなどを植えました。