コンテストのテーマは「武蔵野の“くさはら”」です。
かつて、武蔵野は見渡す限りの原野でした。ススキやハギなどが背を超えるまでに茂り、視界を遮る山や木もなく、野から出た月が野に沈む、月見の名所としても知られていました。
そんな背景に現代的な解釈を加え、豊かな色彩も取り入れた、ロングライフ・ローメンテナンスの新しいガーデンを制作してください。
募集要項【PDF】
応募規約【PDF】
以下の書類をご用意の上、下の「応募はこちら」からお申込みください。
【書類】
①申込書【エクセル】
②平面設計図【PDF】
③デザイン画(イメージスケッチ/色や形など庭のイメージが分かるもの。写真添付も可。)
④申込者のスナップ写真(作業中の写真など)
※③④は書式の指定はありません。
※「コンテストガーデンA」の北側(日向)・南側(日陰)両方の平面設計図とデザイン画を提出してください。(募集要項参照)
2023年9月1日(金)必着
※応募は終了いたしました。沢山のご応募ありがとうございました。
2023年9月15日(金)
2回に分けて制作していただきます。
①2023年12月上旬
②2024年2月下旬
2024年4月から3回、ガーデンの審査を経て11月中旬にグランプリが決定します。
書類審査の結果、通過作品5点には植物代などガーデン制作にかかった材料費について300万円(税込)を上限に支給します。
都立神代植物公園正門手前プロムナード[無料区域](調布市深大寺)
https://www.tokyo-park.or.jp/jindai/
よくある質問をまとめました。詳しくはこちら
「第1回東京パークガーデンアワード@代々木公園」の入賞者から、応募に向けた準備、植物の調達から造園、メンテナンスまで、現場の“生”の声が聞ける、座談会を開催しました
■開催日:2023年8月10日(木)15:00~16:30
■参加費:無料
■実施方法:ZOOMウェビナー
■アーカイブ動画
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URL(東京都公園協会公式YouTubeにて公開)
信州大学農学部森林科学科卒業。英国Writtle CollegeとSir Harold Hillier Gardensにて園芸・ガーデニングを3年間学ぶ。帰国後は造園会社にて商業施設等のガーデン管理や花壇デザインに従事。独立後もガーデナーとして庭のメンテナンスを中心に、植栽デザインと施工のほかワークショップも行う。
武蔵野のくさはらを表現するにあたり、オーナメンタルグラスとカラーリーフ、特徴的な葉を持つ植物をメインにしたガーデンをつくってみたいと思いました。「グラスガーデン」は馴染みが薄かったり、地味にとらえられたりすることもあるかと思いますが、宿根草に加え、球根植物も多用し華やかさをプラスすることで、多くの方に楽しんでいただけるガーデンを目指しています。
〇北側(日向)
グラス類 …イトススキ/カラマグロスティス/ペニセタム/パニカム/モリニアなど
季節の花 …アガスターシェ/フロックス/ルドベキア/アガパンサスなど
和の花 …キキョウ/オミナエシ/フジバカマ類/ヤブカンゾウ/ヒオウギなど
球根 …ユリ類/スイセン/カマッシア/ダッチアイリス/アリウムなど
〇南側(日陰)
グラス・葉物類 …フウチソウ/ベニチガヤ/ギボウシ類/クジャクシダ/クサソテツなど
季節の花 …アスチルベ/プルモナリア/ティアレラ/ムラサキツユクサなど
和の花 …イカリソウ/ヤマブキショウマ/シュウメイギク/チョウジソウ/ミヤコワスレなど
球根 …ユリ類/スイセン/コルチカムなど
長野県松本市出身。三重県鈴鹿山脈の麓菰野町で自宅の庭をつくり、東海地区を中心に造園業として各種庭づくりに携わっています。大型施設等の造園設計・現場監業務を経て、現在は個人邸を中心に作庭しています。本業の傍らガーデニング講座の講師やイベント企画運営、舞台美術や創作活動等幅広く活動しています。
ガーデンの美しさは緑量や花の色目や形状だけで測れるものでなく、空や光や風や生きもの全ての関わり合い、生命の尊さを感じることでガーデンがより輝いて見えます。ガーデンに長く根付いて、地域に馴染む風景、生態系の一部になることを想定し、植えっ放しに耐えられるな丈夫な品種を中心に、蜜源植物や、風や光の動きを反映しやすい植物を多く取り入れ、地味な在来種でも組合せや配置で奥行ある豊かな草はらの表現を目指します。
〇北側(日向)
フジバカマ、パニカム・ブルージャイアント、ノリウツギ・ライムライト、ヘリアンサス・レモンクイーン、パブティシア、キキョウ、アヤメ、バーベナ・ボナリエンシス、ダイアンサス・カルスシアノラム、ペニセタム・マクロウルム、ジャーマンアイリス、ルドベキア・ゴールドスターム、ヒオウギ(オレンジ花・キバナmix)、ペンステモン・ハスカーレッド、スティパ、カッコウセンノウ、ミニスイセン・ティタティタ(球根)、オミナエシ、ダッチアイリス(球根)、アリウム・丹頂(球根)、ヒオウギ(オレンジ花・キバナmix)、アヤメ、ミューレンベルギア・カピラリス、カマッシア(球根)、イトススキ、ロシアンセージ
〇南側(日陰)
ラナンキュラス・ゴールドカップ、カレックス・オメンシス・エバリロ、アジュガ、ベニシダ、フウロソウ、ツワブキ、アガパンサス(白花)、ユキノシタ、ジャノヒゲ、ヤブラン、ハナニラ(球根)、スイセン各種(球根)、フリチラリア(球根)、ペンステモン、ホタルブクロ白花、ヒヨドリバナ、アスチルベ白花、カレックス、ジャーマンアイリス、アガパンサス青花・白花mix、クサソテツ
庭花 niwahana landscapes kyoto代表。植物が好き。森が好き。「お庭の数だけ、大切な物語がある。」をキャッチフレーズに、心に響くどこか懐かしいナチュラルガーデンを、設計デザインから施工まで手がけています。造りこまれた庭園よりも、雑草も混じる野趣に富んだお庭のほうが心地よいと感じています。
森では、様々な木々が壮絶な生存競争を繰り広げています。しかしそれは草原もまた同じ。草原は生命力に溢れる草花たちの戦いの場です。そしてやがて、草原の中から樹木が芽生え、最終的には森へと遷移していきます。私は、草原から森へと還るこのはじまりの瞬間を、美しくもドラマティックに演出したいと思いました。ここは、森が好きなガーデンデザイナーが解釈し表現したペレニアルガーデンです。
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西日本短期大学緑地環境学科を卒業。ランドスケープコンサルタントに入社し都市緑地の計画設計に従事。その後、フリーランスとなり「自然を楽しみ自然の魅力を伝える」ことをテーマに、ランドスケープやお庭の設計、宿根草を主体にまちに花と人の輪をひろげる「福岡市植物園ねづくプロジェクト」のスタッフとして活動する。
人々の心に残る武蔵野の情景を骨格に、新たな要素を組み足して、これからの愛される武蔵野の風景を植物の魅力や武蔵野の風景を「伝え」「感じる」ことを軸に提案しました。武蔵野の草原を連想させるグラスをベースに、季節の流れの中で、さまざまな色や形の草花がガーデンを彩っていくような配置を心がけました。自然との距離が遠くなった現代で、このガーデンが少しでも自然と人とが寄り添うきっかけになればと思っています。
〇北側(日向)
イトススキ、パニカム
チョコラータ、ペニセタム
テールフェザー、カレックスユーパトリウム
'ベイビー
ジョー'、麦と蕎麦、ダンギク、ベルガモット、オミナエシ、ワレモコウ、ルドベキアリトルヘンリー、エキナセア、バーベナボナリエンシス、アリウム、チューリップ
〇南側(日陰)
カレックス、ギボウシ、ツワブキ、クサソテツ、アカンサスモリス、バプテシア、ユーパトリウム’チョコレート’、ペルシカリア
ファイヤーテール、アナベル、オトコエシ、オミナエシ、カクトラノオ、ペンステモン、アリウム、チューリップ
福井に生まれ、金沢で大学時代を過ごす。民間の不動産会社で都市再開発に伴う外構や公園、道路の整備に従事。 三鷹市の鴨志田農園で完熟たい肥作りを学び、暮らしの中で出る生ごみから堆肥をつくること、土づくりや野菜栽培、植栽設計など屋外空間を彩り、暮らしていく術を日々実践中。
世界的に"Climate Change(気候変動)"が叫ばれ、日本でも夏の猛暑、雨不足による水ストレスが植物を苦しめました。農業技術である完熟した堆肥をはじめ有機資材を使い、微生物に富み団粒構造を持つ土壌を作ることからはじめ、これまで武蔵野の草原風景を担ってきた在来植物を中心にガーデンを構成します。都市の暮らしの中でこぼれ落ちてきた技術、植物でこれからの武蔵野の風景を模索していきます。
〇北側(日向)
ヤマハギ、ミソハギ、オミナエシ、ノガリヤス、チカラシバ、フジバカマ、オトコエシ、コマツナギ、ワレモコウ、シラヤマギク、カワミドリ、フジアザミ、ノダケ、ヒヨドリバナ、キセワタ、マツムシソウ、クララ、オカトラノオ、ヤマホタルブクロ、ツルボ、キキョウ、アサマフウロ、タカノハススキ、ミスカンサス
モーニングライト、ミツバシモツケ、ディスカンプシアゴールドタウ、ユーパトリウムレッドドワーフ
等
〇南側(日陰)
ヒトリシズカ、フタリシズカ、オケラ、ムラサキ、ツリガネニンジン、キバナノアキギリ、チダケサシ、シュウメイギク、クジャクシダ、クサソテツ、ナキリスゲ、オオイヌノフグリ、ゲンノショウコ、ナガボノシロワレモコウ、ヤグルマソウ、キョウガノコ、チョウジソウ、アキカラマツ、フシグロセンノウ、キリンソウ、フイリヒトツバ、エゴポディウムバリエガータ、ニシキシダバーガンディレース、ツワブキ(白斑)等
〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5丁目31−10
都立神代植物公園正門手前プロムナード[無料区域](調布市深大寺)
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