時の風が吹く庭園
旧岩崎邸庭園
きゅういわさきていていえんお知らせ
2022/12/02
【終了しました】旧岩崎邸で楽しむ金唐紙の世界
国指定重要文化財である旧岩崎邸庭園にて「旧岩崎邸で楽しむ金唐紙の世界」を開催いたします。
当園の洋館2階には、「金唐革紙(きんからかわし)」という貴重な壁紙が貼られた客室があり、
ご来園の方々に大変ご好評いただいております。
その「金唐革紙」に焦点を当てた展示を期間限定にて開催いたします。
ぜひ、浪漫あふれる金唐紙の世界を旧岩崎邸庭園でお楽しみください。
日時:令和4年12月17日(土)~令和5年1月15日(日)
9時00分~17時00分(最終入園は16時30分)
会場:旧岩崎邸庭園 洋館・和館
協力:金唐紙研究所(代表 上田尚氏)
内容:今回は例年より展示をスケールアップし、昭和60年頃から実施されてきた各地の重要文化財復元の際に使用された金唐紙の絵柄を展示します。また、金唐紙の技術を用いた絵画を施した額絵やパネル、茶席で使用される風炉先(ふろさき)屏風なども展示いたします。
絢爛豪華な金唐紙の世界を、当時の雰囲気に浸りお楽しみください。
詳しくはこちら。
【金唐革紙と金唐紙について】
ヨーロッパにおいて動物の革で作られていた金唐革を和紙で再現した物です。
金唐革紙は、明治の頃には欧米で高い評価を得て、日本の芸術産業として輸出も盛んに行われました。しかし、昭和初期には新技術の登場や需要の減少によって衰退、失われた工芸となってしまいました。昭和の終わりごろ、一度途絶えてしまった金唐革紙の技術を復元しようという動きが起き、文化財関係の美術印刷を手がけていた上田尚氏(金唐紙研究所 代表)が復元に成功。
一度失われた「金唐革紙」から、あらためて「蘇った」という意味を込めて「金唐紙」と呼んでいます。
【補足】
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から庭園を利用する際に下記をお願いしております。
・近くで会話をする場合や屋内施設では、マスクの着用をお願いします。
・園内の混雑状況により、入園をお待ちいただく場合がございます。
・こまめな手洗いや消毒をお願いします。
・体調がすぐれない際は来園をお控えください。