六義園では、10 月 19 日（土）から 11 月４日（月・休）までの間、“日本文化に親しむ”をテーマに様々なイベントを開催しました。

■日本茶文化講座
令和６年 10 月 19 日（土）・20 日（日）各日 10 時～ 16 時に、ＮＰＯ法人日本茶インストラクター協会の皆さまを講師としてお迎えし、2日間で合計338人（内外国のお客様140人）の方にご参加いただきました。

1回15分程度の説明の中で、講師が実際に参加者の目の前でお茶を淹れながら、一煎目と二煎目で淹れ方も味や香りも変わることを説明し、参加者に湯呑で味わっていただきながら日本茶の楽しみ方、魅力をお伝えすることができました。

講師の丁寧な説明を聞きながら日本茶をじっくり味わえる体験は大変好評で、参加者からは「思いがけずとてもいい時間を過ごせた」「心泉亭でのイベントに参加できてうれしい」という感謝の声を多数いただくことができました。

■津軽三味線演奏会
令和６年 11 月３日（日・祝）12 時・ 15 時（各回約30分）に、津軽三味線奏者の山中信人さんをお迎えし、心泉亭を舞台に演奏会を開催しました。

当日は晴天に恵まれ、二回の演奏会とも立ち見の方々の人垣が何重にもできるほど大盛況となりました。演奏が始まると、心泉亭前の会場に津軽三味線の凛とした音色と山中さんの歌声が響き渡り、会場は大きな拍手に包まれました。演奏会終了後の三味線見学では、山中さんとの会話を和やかに楽しまれる方も多くいらっしゃり、温かい空気感のなか演奏会を開催することができました。

■江戸の伝統文化に挑戦してみよう！

令和６年10 月 26 日（土）12 時・ 15 時（各回約 30 分）より、しだれ桜前で「江戸太神楽　丸一仙翁社中」の演者の皆さまに獅子舞などの日本の伝統芸能を披露していただき、たいへん多くの方々にお集まりいただきました。

和傘の上で皿や枡をクルクルと回したり、縁起物の獅子舞で人垣の中を練り歩いたり、撥を使った曲芸など次々披露される大道芸に、国内外のお客様から大きな拍手と歓声が上がりました。

江戸時代に造園された六義園で、同じく江戸時代に人気を集めた太神楽をお楽しみいただくことができ、昔も今も変わらぬ人々の笑顔に溢れたイベントとなりました。

～【同時開催】防災救急フェア ～
「防災救急フェア」では、本郷消防署駒込出張所や文京区などと連携し、水消火器や煙体験ハウスなどを皆様に体験していただきました。その他に、関東大震災などの多くの災害を経験した六義園では、日本非常食推進機構より提供された五目御飯の非常食や防災グッズを配布し、参加された方々に、日ごろからの防災への意識を高めていただく場を提供することができました。

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

イベントの詳細は「こちら」