豊かな多摩丘陵の自然を育む

小山内裏公園

おやまだいりこうえん

お知らせ

2025/06/21

6月3週目の昆虫 ~6月21日版~

梅雨の中休みが大変暑くなってしまい、園内の水辺では急速に水位が下がってしまいました。

 

今回紹介する以外には、バッタやカマキリの仲間の幼虫もたくさん見られるようになっています。

 

これから7月にかけて、ショウジョウトンボ、キイトトンボなどの夏のトンボや、ニイニイゼミ、ヒグラシといった早めに発生するセミが見られる季節になります

小山内裏公園250621リスアカネ未熟個体 リスアカネの未熟個体

はねの先端が褐色の赤とんぼの仲間。6~7月に成虫になりますが、初めは胴体が淡い黄色で、オスは晩夏~秋に腹部が赤くなりま

小山内裏公園250621ヒロオビトンボエダシャク ヒロオビトンボエダシャク

成虫は6月頃見られるガ。昼間活動して花に飛来します。幼虫はシャクトリムシで、マユミなどの葉を食べます。

小山内裏公園250621カメノコテントウ カメノコテントウ

大きなテントウムシ。ハムシ類の幼虫を捕食します。園内では主にヤナギルリハムシの幼虫を食べているようで、柳の木でよく見つかります。

小山内裏公園250621ヤナギルリハムシ ヤナギルリハムシのペア

金属光沢のあるくらい青色の丸いハムシで、ヤナギ類の葉を食べます。幼虫はカメノコテントウに捕食されます。

小山内裏公園250621ノコギリクワガタ ノコギリクワガタのペア

クヌギの樹液を吸っていました。樹液は雌雄の出会いの場にもなっています。大きなオスの大あごは外側に大きく曲がっており、小さなオスの大あごはほぼまっすぐです。