豊かな多摩丘陵の自然を育む

小山内裏公園

おやまだいりこうえん

お知らせ

2024/09/06

9月1週目の昆虫 ~9月6日版~

先日の台風10号の大雨で園内の池の水位が上がるとともに、一部の池でお湯のように熱くなってしまった水温も適度に下がってきました。

また、ツクツクボウシやアブラゼミの鳴き声がまだ聞こえる一方、バッタやカマキリもあちこちで見られるようになり、夏から秋へ移り変わる時期となりました。

小山内裏公園240906オオカマキリ オオカマキリ

体色は緑色型と褐色型がいます。ツマキシャチホコの幼虫を捕食してしました。丸い塊に包まれた卵で越冬します。

小山内裏公園240906ハラビロカマキリ ハラビロカマキリ

樹上で暮らすことが多いです。緑色型が多いですが、褐色型もいます。円筒形の塊に包まれた卵で越冬します。

小山内裏公園240906アオバハゴロモ アオバハゴロモ

木の細い枝の汁を吸う姿がよく見られます。アオバハゴロモ科には他にトビイロハゴロモがいますが、どちらもはねをやや立ててとまります。

小山内裏公園240906スケバハゴロモ スケバハゴロモ

ハゴロモ科の昆虫はガのようにはねを屋根型に伏せてとまりますが、ガのはねと違い鱗粉(りんぷん)がついていません。オオブタクサなどの茎の汁を吸います。

小山内裏公園240906アミガサハゴロモ

黒っぽく目立った模様がないハゴロモです。コナラなどのブナ科の樹木にいることが多く、幼虫はおしりからクジャクの羽のような放射状に伸びた白いロウ状物質を広げた恰好をしています。