豊かな多摩丘陵の自然を育む

小山内裏公園

おやまだいりこうえん

お知らせ

2024/05/02

5月上旬の昆虫いろいろ ~5月2日版~

4月の気温が高めだったので、遅れていた春の昆虫の出現日は現在平年並みになっています。

 

今日は今回紹介する以外にも、ジョウカイボン、クロアゲハ、クロヒカゲ、ヒメウラナミジャノメなどの昆虫が見られました。

 

これから5月中旬にかけて、ショウジョウトンボ、ハラビロトンボ、スズメバチ類などの昆虫も見られるでしょう。

小山内裏公園240502コミスジ コミスジ

成虫は4月末から10月初め頃に見られます。三本の横帯が特徴で、羽ばたきの回数が少ない独特の飛び方をします。

小山内裏公園240502コチャバネセセリ コチャバネセセリ

成虫は初夏と真夏の年2回発生する小さなチョウです。写真はハルジオンの花の蜜を吸っているところです。

小山内裏公園240502コジャノメ コジャノメ

初夏から9月頃まで見られます。よく似たチョウのヒメジャノメははねの色が明るいですが、近年園内ではみられません。

小山内裏公園240502ヤマサナエ ヤマサナエ

やや大型のトンボで、成虫は5月から7月初めに見られます。幼虫は小川で暮らし、園内ではサンクチュアリに生息しています。

小山内裏公園240502シオヤトンボ シオヤトンボ

成虫は4月下旬から6月頃に見られます。雌雄とも初めはこの写真のように胴体が黄色く、その後オスは胴体が白くなります。園内では少ないですが浅い湿地で繁殖しています。