豊かな多摩丘陵の自然を育む

小山内裏公園

おやまだいりこうえん

お知らせ

2024/05/17

5月3週目の昆虫いろいろ ~5月17日版~

5月も気温が高い状態が続きましたが、花と違って昆虫の出現時期は必ずしも早いと言えず、概ね平年並みになっています。

 

今日は今回紹介する以外にも、コマルハナバチ、ショウジョウトンボの未熟個体などの昆虫が見られました。

 

これから6月上旬にかけて、アカシジミ、オオシオカラトンボなどの昆虫も発生し始めるでしょう。

小山内裏公園240517イチモンジチョウ イチモンジチョウ

成虫は5月中頃から10月頃に見られ、花に飛来します。はねに白い帯が一列に連なっているのが特徴です。幼虫の食草はスイカズラです。

小山内裏公園240517ヒゲナガハナノミ ヒゲナガハナノミ

成虫は初夏に見られます。写真は左がオス、右がメスで、メスの方が黒っぽいです。幼虫は湿地で暮らします。

小山内裏公園240517キマダラカミキリ キマダラミヤマカミキリ

別名キマダラカミキリ。初夏から夏に見られ、樹液にも集まります。写真はスダジイの花穂を訪れているところです。

小山内裏公園240517ハラビロトンボ♂ (2) ハラビロトンボ

5月から7月頃に見られる小型のトンボです。写真は成熟したオスで、メスと未熟個体は胴体が黄色です。園内では少ないものの、毎年見られます。

小山内裏公園240517クロスジギンヤンマ♂ (2) クロスジギンヤンマ

成虫は春から梅雨期に見られる大きなトンボです。写真はオスで、めったに止まらず長時間飛び続けるためなかなか写真が撮れません。メスは胴体の青紋がなく、単独で池の植物の組織に産卵します。