お知らせ
2025/06/11
6月の見どころ(11日)「梅雨を迎える小峰の植物たち」

ナラ枯れによる落枝・倒木の恐れがある園路の一部を通行止にしています。
区間は、馬頭観音から最高地点までとなります。
園内最高地点を経由し、金剛の滝・今熊山方面へ向かう方は、迂回路に里山尾根をご利用ください。
皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。

谷戸田ではアジサイとガクアジサイが、間もなく訪れる梅雨を告げるように咲き始めます。
花びらに見える部分は、もともと「がく」だった部分が変化したもの。花びらよりも厚みがあるので、雨の時期でもきれいに咲き続けます。
谷戸田のほかにビジターセンター裏でも見ることができます。

茎の先端の穂に小さな紫色の花をいくつも咲かせます。花が咲き終わり、穂が茶色くなることから「夏枯草(かこそう)」の別名もあります。七十二侯「なつかれくさかるる」はこの様子を表したもので、夏至のころにあたります。

猫が大好きなマタタビは、つる性植物です。つるの先端近くの葉が白く変わるのは「花が咲いています」のサイン。遠くからでも花が咲いていることがわかるように虫たちにアピールします。花が終わると、それとなく緑色に戻り、周辺の葉に紛れてしまいます。
ホオジロ尾根のほかに杉の木広場でも見ることができます。