お知らせ
2024/08/15
8月の見どころ(14日)「夏の昆虫と花々」
散策していると聞こえてくるセミの合唱、その中でツクツクボウシの占める割合が日に日に大きくなってきています。アブラゼミやミンミンゼミに比べて小型でスリムな体形のツクツクボウシのぬけがらは、ホオジロ尾根のロープ柵などで比較的多く見つかります。
ビジターセンターでは来園者参加型の夏休み合同企画展示「セミのぬけがらくらべ」開催中です(R6.8.31まで)
見かけたぬけがらがどのセミのぬけがらなのか、調べてみませんか?
杉の木広場の木枠の中で鮮やかなオレンジ色の花が咲いています。彼岸花の仲間にみられる特徴である狭長な葉の形を剃刀に見立てた「キツネノカミソリ」です。地域によってはヒガンバナにこの呼び名があてられているようですね。
小峰公園でみられる彼岸花の仲間には、キツネノカミソリのほか、"ナツズイセン(8月ごろ)"と"ヒガンバナ(10月ごろ)"があります。
キツネノカミソリが見られる場所:杉の木広場
谷戸田の湿地で、ミソハギの花が風に揺れています。
ミソハギの名は湿地などに生えることから「溝萩(みぞはぎ)」とつけられた説や、盆花として使われることから「禊萩(みそぎはぎ)」と呼ばれていた説などいくつかの由来と説があるようです。
ミソハギが見られる場所:谷戸田
桜尾根上部の斜面で、タマアジサイの蕾と花が見ごろを迎えています。
小峰で最も遅く開花するアジサイで、加えてボール状に丸く膨らむ蕾を持つアジサイはこの種だけ。日向でも元気に育つ一般的なアジサイと違って、適度な湿気のある日陰を好みます。
タマアジサイが見られる場所:桜尾根、ホオジロ尾根、ひのき広場
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。