お知らせ
2024/05/19
5月の見どころ(15日)「立夏の小峰の動植物」

田んぼの際で、そこに生える植物に掴まって羽化するシオカラトンボ。
透明感のある体色はこの瞬間だけの姿。時間の経過に伴い、体が色づいていきます。
この時期に田んぼ周辺を探すと、シオカラトンボの仲間やギンヤンマの仲間が見つかります。
トンボの仲間が見られる場所:谷戸田

園路沿いの樹木の下で、桃色のオドリコソウが咲いています。
少し奥まったところに咲いていることが多いため、観察の際は双眼鏡のご用意を。近くまで踏み入ると、植物たちが傷ついてしまいます。
オドリコソウが見られる場所:ふれあい広場

竹林では葉っぱの真ん中から伸びる白い花穂が特徴的なフタリシズカが見られます。
2本の花穂の姿と能楽「二人静」に由来するフタリシズカですが、よく観察すると花穂の数が3本、4本、5本……と、ずいぶん多い個体もいるような?
フタリシズカが見られる場所:竹林、桜尾根

桜尾根の中腹で、黄色い小さな花をたくさんつけるツル植物。「トコロ(ヤマノイモ類)」の一種、カエデドコロです。
カエデのような葉っぱをつけることからこの名がつけられ、小峰で見られる他のトコロ「オニドコロ」「ヤマノイモ」に比べると葉っぱの形が変異に富んでいることがわかります。
カエデドコロが見られる場所:桜尾根