お知らせ
2024/03/17
3月の見どころ(17日)「春の小さな花々」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。
ふれあい広場の園路沿いに咲く小さな藤色の花。街中でもよく見かけるオオイヌノフグリをぎゅっとちぢめたような姿のこの花の名前はフラサバソウ。「日本植物目録」に記したフランスの植物学者、フランシェとサバティエにちなんだ名前です。
フラサバソウが見られる場所:ふれあい広場
桜尾根を登っていくと、斜面に張り付くように葉っぱを広げ、花を咲かせているヤマルリソウが見られます。
薄青色に混じってみられる薄紫や白色の花や、時折現れる葉っぱに白いラインの入った個体など、ちょっとした違いを探すのも楽しい植物です。
ヤマルリソウが見られる場所:桜尾根 ほか
桜尾根中ほどの分岐からわき道に入ると、黄色い花を咲かせたアブラチャンの木が見えてきます。
名前の「チャン」はアスファルトなどの瀝青(れきせい)を意味し、「アブラ」に重ねることで非常に油分に富んだ植物であることを示しています。
アブラチャンが見られる場所:桜尾根、谷戸田
冒険広場からけやき広場へと走る水路の終着点。ここにある日当たりの良い石垣周辺は、スミレを始めとした早春の小さな草花がよく咲きます。
写真のセントウソウは別名オウレンモドキと呼ばれることもあります。杉の木広場に咲くセリバオウレンを縮めたかのような姿を見ると、その呼び名も納得ですね。
セントウソウが見られる場所:けやき広場、杉の木広場 他