お知らせ
2023/12/22
12月の見どころ(20日)「冬の小峰公園」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。
例年に比べると暖かい日が続いていた今年の秋冬ですが、12月後半にはぐっと気温が下がり、このところ ビジターセンター前のミニ田んぼは全面が氷に覆われています。一段と冷え込んだ翌朝には、この小さなミニ田んぼだけでなく、園内にある谷戸田の池の水面までもが氷に覆われます。
水面の結氷が見られる場所:ビジターセンター、谷戸田
ふれあい広場に点在するもぐら塚の土を持ち上げる氷の柱、霜柱です。粘りのある粘土質の土壌と、谷戸地形由来の湿り気が霜柱を形作ります。
太陽が低い冬の時期は、1日中陽の射さない個所もあり、お昼を過ぎても霜柱が見られることも。公園散策の際にはぜひ、自然が生み出す氷のオブジェを探してみましょう!
霜柱が見られる場所:ふれあい広場、八坂神社周辺
寒念仏供養塔から八坂神社の下を抜け、桜辻へと続く道の途中。ここでは真っ赤な実をつけたマンリョウが見られます。
雰囲気が似ているカラタチバナの中国名"百両金("沢山の金"の意味。両は重さの単位。)"から連想し、縁起を担いでつけられた名前と言われています。縁起物としてセットで語られる植物に、アリドオシ(一両)、ヤブコウジ(十両)、センリョウ(千両)があります。
マンリョウが見られる場所:八坂神社周辺、里山尾根
里山尾根へ上る途中、園路沿いの足元にはポツリポツリとヤブコウジの真っ赤な実が見られます。
まっすぐ歩いていては見落としてしまう程 小さな樹木とその果実ではありますが、ちょっと歩調を緩めて観察してみませんか?
ヤブコウジが見られる場所:里山尾根、ホオジロ尾根、杉の木広場 ほか
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。