お知らせ
2023/11/18
11月の見どころ(18日)「晩秋の植物たち」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

桜辻周辺でツルを大きく伸ばしているサルトリイバラの果実が真っ赤に色づきました。
サルトリイバラの名前は、サルの侵入を止めるほど鋭いトゲが生えているというような意味合いを持つようです。その薬効を謳った山帰来(サンキライ)の名のほうがなじみ深いでしょうか。
サルトリイバラが見られる場所:桜辻(梅林側)、桜尾根

竹林周辺の足元で、フユイチゴが赤橙色に色づいています。小峰には種々様々な野イチゴが自生しますが、唯一冬に実るものがこのフユイチゴです。
やわらかい木の実の少ない晩秋から冬にかけ、野鳥たちの貴重な食事になるフユイチゴの実、視線を下げて観察してみてください。タイミングが合えば、食事にやってくる鳥たちに出会えるかも?
フユイチゴが見られる場所:竹林周辺、里山尾根、杉の木広場

桜尾根でリュウノウギクを見つけました。
小峰公園にはユウガギク、シロヨメナ、シラヤマギクなど多くの野菊の仲間が自生していますが、その中でも最も遅い時期に咲く野菊がリュウノウギクです。
リュウノウギクが見られる場所:桜尾根、里山尾根

けやき広場に根を張るイロハモミジが端から色づき、緑から赤へと変わるグラデーションを見せています。
北向きの谷戸地形によるものか、小峰のカエデ類の紅葉は、一度に全体が赤くなることはあまりありませんが、徐々に移り変わる絶妙な色合いを楽しむことができます。
イロハモミジが見られる場所:けやき広場、谷戸田、ふれあい広場
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。