お知らせ
2023/08/25
8月の見どころ(25日)「秋に向かう小峰の生きもの」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

ふれあい広場のエコパッチで、ミヤマアカネを見つけました。小峰公園ではアキアカネ、ナツアカネ、コノシメトンボなどいくつもの種の「赤とんぼ」が見られますが、翅にバンド模様が付くのは本種だけ。
小峰ビジターセンターでは親子向けイベント "里山の生きもの調査隊「小峰公園で赤トンボをさがそう!」"の参加者募集中です(R5.9.17締め切り) 皆さまのご応募、お待ちしています!

谷戸田奥の湿地周辺で、ヤブツルアズキの黄色い花が咲き始めました。
左右非対称の形状が目を惹くヤブツルアズキ。花の中央から大きく湾曲した「竜骨弁」は、花に訪れたハチやアブなどの僅かな体重に反応し、先端に隠した雄しべから彼らの背中に花粉を篩い落とします。まるでパズルのような植物の戦略の一端を、ぜひ公園で観察してみてくださいね。
ヤブツルアズキが見られる場所:谷戸田、ふれあい広場

桜尾根の中腹付近、2~3メートルほどの木の枝に鈴生りに実る青い果実。アブラチャンです。
まるで小さな青リンゴのような爽やかな見た目の木の実ですが、アブラ(油)+チャン(瀝青)の名の通り非常に油分に富んだ果皮を持ち、この油分が、完熟するまで外敵から種子を守ります。
アブラチャンが見られる場所:桜尾根

梅林裏の園路沿いで、センニンソウの花が咲いています。
甘い香りを放つ可愛らしい花ですが、その茎汁や花粉は、触れただけで皮膚炎を引き起こすほどの毒性を持つため、触らずにそっと観察してくださいね。
センニンソウが見られる場所:桜尾根、駐車場ベンチ付近 他
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。