お知らせ
2023/08/18
8月の見どころ(16日)「観察しよう 夏の昆虫・夏の花②」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

散策していると聞こえてくるセミの合唱、その中でツクツクホウシの占める割合が日に日に大きくなってきています。ツクツクホウシの鳴き声に、いよいよ夏が終わりに向かっていることを感じます。
ビジターセンターでは来園者参加型の夏休み合同企画展示「セミのぬけがらくらべ」開催中です(R5.7.21~8.31) 見かけたぬけがらが何のセミのぬけがらなのか、調べてみませんか?

けやき広場から桜辻へと登る園路の途中、フジカンゾウの桃色の花を見つけました。
ひっつき虫で有名なヌスビトハギと近縁ですが、背丈も花もこちらの方がより大型で目立ちます。
フジカンゾウが見られる場所:園内各所

ふれあい広場のエコパッチ(刈り残し)周辺で、キチキチと音を立てて飛翔する緑の昆虫。ショウリョウバッタです。
細長い船型の体を、一部の地域のお盆行事「精霊流し(しょうりょうながし)」で精霊を送る役目を担う精霊船に見立ててこの名で呼ばれるようになったといわれています。
ショウリョウバッタが見られる場所:ふれあい広場

桜尾根上部の斜面で、タマアジサイの蕾と花が見ごろを迎えています。
小峰で最も遅く開花するアジサイの一種ですが、何より特徴的なのはボール状に丸く膨らむ蕾です。日向でも元気に育つ一般的なアジサイと違って、適度な湿気のある日陰を好みます。
タマアジサイが見られる場所:桜尾根、ホオジロ尾根、ひのき広場
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。