お知らせ
2023/07/19
7月の見どころ(19日)「夏の昆虫を探してみよう」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。
樹木の幹、葉っぱの裏、手すりの下、……はたまた建物の外壁まで! 園内のそこかしこでセミのぬけがらを見かける季節になりました。よく似ているぬけがらも、じっくり観察すると大きさや触角の形などで見分けることができます。
ビジターセンターでは来園者参加型の夏休み合同企画展示「セミのぬけがらくらべ」を開催中です!(R5.7.21~8.31) 見かけたぬけがらをそっと持ち帰り、どんなセミのぬけがらなのか、調べてみませんか?
ノブドウの葉っぱを食べる小さな小さなコガネムシ──マメコガネ。名前の「マメ」はその大きさではなく、マメ科の植物を食べることから名づけられたようです。小峰公園ではマメ科のクズのほか、ノブドウ、ヤブガラシ、ヤマノイモなどツル植物の上でみかけることが多い印象です。
緑に輝く上半身に、赤茶色の翅、そのフチを彩る白い斑点模様と見飽きない美しさがあるマメコガネ。来園の際はぜひ探してみてください。
マメコガネが見られる場所:園内各所
ふれあい広場の一角では、草刈りを控えることで背の高い草地を残しています。ここでは多くのバッタやカマキリ、チョウの仲間を観察することができます。
今の時期は写真に収めたコバネイナゴのほか、ショウリョウバッタやウマオイなどのバッタの仲間(直翅目の昆虫)がよく見られます。
コバネイナゴが見られる場所:ふれあい広場、谷戸田
梅林裏に生えるホトトギスの葉の上で、メタリックグリーンに黒とオレンジで彩られた小さなキリギリス──アシグロツユムシの幼虫を見つけました。
ウマオイやクビキリギスなど、黄緑色のシンプルな体色を持つキリギリスの仲間(キリギリス科の昆虫)が多い中で、メタリックなアシグロツユムシはやけに印象に残ります。
アシグロツユムシが見られる場所:桜尾根 他
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。