お知らせ
2023/04/27
4月の見どころ(27日)「初夏近づく小峰公園」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。
都道沿いの寒念仏から八坂神社の東側を通って桜尾根へと向かう途中、白い釣鐘状の花、ホウチャクソウが咲いています。
寺院の軒先に吊り下げられた宝鐸に似た姿から、ホウチャクソウ(宝鐸草)の名が付きました。
ホウチャクソウが見られる場所:桜尾根、八坂神社周辺 他
けやき広場の水路と園路に挟まれた細長い草地で、ツボスミレが茎を伸ばして咲いています。
小さな花が多いスミレの仲間の中でも、ひと際小さな花が特徴的。小峰公園では最も遅い時期まで見られるスミレのひとつです。
ツボスミレが見られる場所:けやき広場、梅林周辺、谷戸田
バス停横から冒険広場の入口周辺のカエデやエノキに絡んで登るヤマフジが、見事な花を咲かせています。初夏の訪れを告げる藤色の花、今年は例年よりも少し早く開花が始まりました。
爽やかな香りを漂わせる藤の花には、キムネクマバチなどの訪花昆虫が多く訪れます。
ヤマフジが見られる場所:冒険広場、谷戸田
コゴメウツギ。マルバウツギ。桜尾根で花盛りを迎える種々のウツギに混じってツクバネウツギの花が咲いています。
ウツギの仲間によく似た花を咲かせるこの木の特徴は、花の付け根にある赤みを帯びたがく片。このがく片をプロペラ代わりに風に乗る種子の姿を、羽子板の「衝羽根」に見立てたことが、名前の由来です。
ツクバネウツギが見られる場所:桜尾根
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。