お知らせ
2023/03/16
3月の見どころ(16日)「春の小峰の動植物」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

晴れた日の展望広場周辺では、ヒオドシチョウやテングチョウ、ルリタテハなどのタテハチョウの仲間が越冬から目覚め、日光浴している姿が見られます。
午前中、日光浴を始めたばかりの時間帯はチョウたちの動きも鈍く、観察のチャンスです。
ヒオドシチョウが見られる場所:展望広場、桜尾根

ホオジロ尾根の道すがら、ぽつぽつとシュンランの花が咲いています。
白、桃、黄色のグラデーションに、幽玄な美しさを感じさせられる不思議な花。加工して「蘭茶」として慶事に振舞われるなど、人との文化的な関わりも深い植物です。
シュンランが見られる場所:ホオジロ尾根、里山尾根

桜尾根中ほどの分岐からわき道に入ると、黄色い花を咲かせたアブラチャンの木が見えてきます。
名前の「チャン」はアスファルトなどの瀝青(れきせい)を意味し、「アブラ」に重ねることで非常に油分に富んだ植物であることを示しています。
アブラチャンが見られる場所:桜尾根、谷戸田

ふれあい広場の園路沿いに並ぶコブシの花が見ごろを迎えています。
コブシの花が咲くと、田んぼのお米の種まきの時期が訪れます。このことから田打ち桜の別名でも呼ばれる植物です。
コブシが見られる場所:ふれあい広場
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。