小峰公園・小峰ビジターセンター

お知らせ

2022/12/04

12月の見どころ(3日)「晩秋の小峰の木の実」

小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

CrowMountainPepper_01 ①桜尾根の見どころ『カラスザンショウ』

桜尾根を登っていくと、赤紫色の果実を房状につけた背の高い樹木が見えてきます。
「カラス」の名は山椒のようには利用できないことからつけられたともいわれていますが、蜜柑のような爽やかな香りを持つ果実は野鳥たちの格好の食べ物になり、冬には写真のコゲラのほかにもアオゲラやメジロ、ヒタキ類など様々な鳥たちが訪れます。

カラスザンショウが見られる場所:桜尾根、ホオジロ尾根、民家風休憩舎付近

 

Ubalily_02 ②杉の木広場の見どころ『ウバユリ』

杉の木広場では、すっかり熟して乾いたウバユリの実が見られます。
実の中には風を受けるための薄い翼(よく)を持つ種が積み重なるようにしてたくさん入っています。強い風が実の隙間から吹き込むと、一気に種が舞い上がり、新天地を目指します。

ウバユリが見られる場所:杉の木広場、ホオジロ尾根

 

DragonMustache_03 ③ホオジロ尾根の見どころ『ジャノヒゲ』

ホオジロ尾根などで、ジャノヒゲが青い実をつけています。青い果皮を取り去った果実は弾力がありよく弾み、60代くらいの方にお話を聞くと、子どもの頃にはハズミダマ(弾み玉)、オドリコ(踊り子)と呼んでいたとか。
葉っぱの様子がよく似ているヤブランは、黒い果実が連なって穂につくことで区別できます。

ジャノヒゲが見られる場所:ホオジロ尾根、桜尾根

 

HazeBeen_04 ④ふれあい広場の見どころ『ハゼの実』

ふれあい広場横の植え込みに、白くかわいらしいハゼの実が引っかかっていました。見上げると、頭上5mほどの高さにハゼの実が生っています。
園路を歩くと、殻が靴底で砕けるパチ、パチという小気味いい音。目で見て、耳で聞いて、2度楽しめる、冬の初めの光景です。

ハゼの実が見られる場所:ふれあい広場

 

ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。

※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。