お知らせ
2022/11/06
11月の見どころ(6日)「秋深まる小峰の植物」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。
ホオジロ尾根の道沿いの茂みの中、鮮やかな紫色のノササゲが目を惹きます。
「ささげ」の名を持つノササゲですが、赤飯などに使われるササゲとは異なるグループに属し、食用には向きません。
ノササゲが見られる場所:ホオジロ尾根
桜尾根を登る道中では、コウヤボウキの花があちこちに咲いています。
細く良く撓る枝を束ねて箒を作ったことがその名の由来です。
コウヤボウキが見られる場所:桜尾根、展望広場
けやき広場に根を張るイロハモミジが端から色づき、緑から赤へと美しいグラデーションを見せています。
北向きの谷戸地形によるものか、小峰のカエデ類の紅葉は、一度に全体が赤くなることはあまりありませんが、徐々に移り変わる絶妙な色合いを楽しむことができます。
イロハモミジが見られる場所:けやき広場、谷戸田、ふれあい広場
里山尾根の道沿いで、フユイチゴが赤橙色に色づいています。小峰には種々様々な野イチゴが自生しますが、唯一冬に実るものがこのフユイチゴです。
やわらかい木の実の少ない晩秋から冬にかけ、野鳥たちの貴重な食事になるフユイチゴの実、視線を下げて観察してみてください。タイミングが合えば、食事にやってくる鳥たちに出会えるかも?
フユイチゴが見られる場所:里山尾根、杉の木広場、谷戸田
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。