お知らせ
2022/08/28
8月の見どころ(28日)「夏の小峰の紫色の花」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

ホオジロ尾根の登り口近くでコバギボウシが咲いていました。
初夏に開花するオオバギボウシに比べて背丈は低く、青みの強い花です。適度に湿った地面を好むため、園内ではホオジロ尾根のほか、谷戸田や、冒険広場のバス停側などでも咲いている姿を見かけます。
コバギボウシが見られる場所:ホオジロ尾根、冒険広場、谷戸田

展望広場周辺では、小さくかわいらしいツリガネニンジンの花が見られます。釣鐘型の白い花が茎の周りにぐるりと付いた姿と、根部が高麗人参(コウライニンジン)のように太ることから「釣鐘人参」の名が付きました。
ツリガネニンジンが見られる場所:展望広場、桜尾根

桜尾根に点在するススキの根元で、ひっそりとナンバンギセルが咲いています。ススキの根に寄生する植物で、葉を持たず、茎と花だけの姿をしています。桜尾根は昔、炭俵の材料にするためのススキを刈り取る場所として利用されており、ナンバンギセルが多く見られるのはかつての文化の名残といえるでしょう。
ナンバンギセルが見られる場所:桜尾根、ビジターセンター前

ひのき広場でひっそりとヤマホトトギスが咲いています。
秋に咲くホトトギスとは花の形はよく似ていますが、比べてみると、こちらは斑紋が小さく、儚げな印象を覚えます。
ヤマホトトギスが見られる場所:ひのき広場、桜尾根
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。