お知らせ
2022/06/30
6月の見どころ(30日)「夏の初めの小峰公園」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。
晴れた日の谷戸田では、写真のシオカラトンボの他、シオヤトンボやオオシオカラトンボが飛んでいる姿をみかけます。
成熟したオスは3種ともに塩をまとったような青白色になりますが、腹部の先の黒い模様の占める割合で見分けることができます
シオカラトンボの仲間が見られる場所:谷戸田
桜尾根では白い花が連なるオカトラノオの穂が目立ちます。
オカトラノオの花には、吸蜜のために多くの蝶が訪れます。花と合わせて蝶の観察はいかがでしょうか。
オカトラノオが見られる場所:桜尾根
梅林の裏手から桜辻へ続く園路沿いで、朱色に輝くキイチゴのような果実を見つけました。甘みのある液果は、テンやタヌキなどの哺乳類、ガビチョウやヒヨドリなどの野鳥がよく利用します。
ヒメコウゾの枝葉の姿はクワにもよく似ていますが、クワに比べて表面の産毛が目立ちます。
ヒメコウゾが見られる場所:梅林裏、ホオジロ尾根、冒険広場 他
ふれあい広場の園路沿いで、鈴なりになった丸い緑の果実を風に揺らすエゴノキの枝先に、時折小さなバナナの房のような形の実が混じっています。
これはアブラムシが作った「エゴノネコアシ」と呼ばれる虫こぶです。房状になった虫こぶが、猫の指のように見えることからこの名で呼ばれるようになりました。
エゴノネコアシが見られる場所:ふれあい広場
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。