お知らせ
2022/06/23
6月の見どころ(23日)「向夏の季節の小峰公園」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

展望広場のあずまやの足元に、アリジゴクの巣穴を見つけました。
アリジゴクとは、ウスバカゲロウの幼虫のことで、アリなどの食べものとなる昆虫を捕まえるために地面に巣穴をつくります。円錐形に掘られた巣穴に入ってしまったアリは、斜面を滑り待ち構えるアリジゴクの餌食となります。梅雨の長雨が続いても濡れない場所を上手く見つけて暮らしています。
アリジゴクが見られる場所:展望広場、杉の木広場

ふれあい広場の一角に、ネジバナの花穂がたくさん並んでいます。緑の茎をぐるりと囲むように、小さなピンク色の花が螺旋を描いて咲いています。
ネジバナが見られる場所:ふれあい広場

田んぼに植えられた稲の根元に目を凝らしてみると、体長数cmの小さな青いトンボが飛んでいることがあります。10年ほど前にはほとんど見られなかった南方系のトンボですが、年々その数が増え、見かける機会も多くなりました。
ホソミイトトンボが見られる場所:谷戸田

杉の大木に巻き付くマタタビの葉が、ところどころ真っ白に染まっています。この白い葉っぱはマルハナバチなどの訪花昆虫を花へと呼び込むための目印になっているといわれていて、花の開花が終わると周囲の葉と同じ濃緑色に戻ってしまう、期間限定の姿です。
マタタビが見られる場所:杉の木広場、桜尾根
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。