お知らせ
2022/05/18
5月の見どころ(18日)「風薫る小峰の生きもの」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

谷戸を吹き抜ける風に乗る甘い香りをたどっていくと、ふれあい広場近くで花を咲かせるエゴノキに行きつきます。星形の小さな花を、枝いっぱいにつける姿から、「森のシャンデリア」と形容されることもある樹木です。
エゴノキが見られる場所:ふれあい広場

桜尾根からホオジロ尾根へ抜ける小道の途中に、濃紫色のハンショウヅルの花が咲いていました。
かつて火の見やぐらの上に取り付けられ、火事をいち早く周囲に知らせる役目を担っていた小さな釣鐘──「半鐘」に見立てて名付けられた植物です。
ハンショウヅルが見られる場所:展望広場周辺 他

桜尾根ではコアジサイが見ごろを迎えています。小峰公園に生えているアジサイの仲間の中で、もっとも早く咲くコアジサイ。
装飾花のないシンプルな姿と、爽やかな香りが特徴です。
コアジサイが見られる場所:桜尾根、ホオジロ尾根

水を張った田んぼの端、泥の中に半ば埋もれるように泡の塊がついています。その正体はシュレーゲルアオガエルの卵を守るための泡のバリア。孵化してオタマジャクシになるまでの間、卵を環境の変化や捕食者の目から守ります。
シュレーゲルアオガエルの卵が見られる場所:谷戸田
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。