お知らせ
2022/03/09
3月の見どころ(9日)「春を迎えた小峰公園」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

アズマイチゲの花が、杉の木広場で見ごろを迎えています。日の当たる時間に大きく花を開き、陰るとあっという間にしぼんでしまうため、晴れた日の午前中の観察がおすすめです。
「イチゲ」は「一花」から転じたもので、一つの茎に一つの花がつく様子を現しています。
アズマイチゲが見られる場所:杉の木広場

春を迎え暖かくなり、越冬していたチョウたちが姿を見せ始めました。写真のテングチョウはどうやら、翅をいっぱいに広げて太陽の光を浴び、体温を上げようとしているようです。
春の小峰公園ではテングチョウのほか、ヒオドシチョウなどのタテハチョウの仲間たちが、桜尾根やホオジロ尾根で見られます。
テングチョウが見られる場所:桜尾根、ホオジロ尾根

ふれあい広場の北西の端、広場内でもっとも日当たりの良い一角でヒメオドリコソウの花を見かけました。桃色の花びらに刻まれた赤紫色の斑点は、小さな昆虫たちに蜜のありかを知らせるガイドマークになっています。
ふれあい広場ではヒメオドリコソウのほか、タネツケバナやハコベの仲間、オオイヌノフグリなどが咲いています。
ヒメオドリコソウが見られる場所:ふれあい広場

冒険広場からけやき広場へと走る水路の終着点。ここにある日当たりの良い石垣周辺は、スミレを始めとした早春の小さな草花がよく咲きます。
写真のセントウソウは別名オウレンモドキと呼ばれることもあります。杉の木広場に咲くセリバオウレンを縮めたかのような姿を見ると、その呼び名も納得ですね。
セントウソウが見られる場所:けやき広場、杉の木広場 他
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。