お知らせ
2021/11/28
11月の見どころ(28日)「初冬の小峰公園」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。
ふれあい広場横の植え込みに、白くかわいらしいハゼの実が引っかかっていました。見上げると頭上5mほどの高さに沢山のハゼの実が生っています。
園路を歩くと、殻が靴裏で砕けるパチ、パチという小気味好い音。目で見て、耳で聞いて、2度楽しめる、冬の初めの光景です。
ハゼの実が見られる場所:ふれあい広場
桜尾根などで、ジャノヒゲが青い実をつけています。青い果皮を取り去った果実は弾力がありよく弾み、今60代くらいの方にお話を聞くと、子どもの頃にはハズミダマ(弾み玉)、オドリコ(踊り子)と呼んでいたとか。
葉っぱの様子がよく似ているヤブランは、黒い果実が連なって穂につくことで区別できます。
ジャノヒゲが見られる場所:桜尾根、八坂神社周辺 他
杉の木広場では、すっかり熟して乾いたウバユリの実が見られます。
実の中には風を受けるための薄い翼(よく)を持つ種が積み重なるようにしてたくさん入っています。強い風が実の隙間から吹き込むと、一気に種が舞い上がり、新天地をめざします。
ウバユリが見られる場所:杉の木広場、民家風休憩舎
里山尾根の道沿いで、フユイチゴが橙赤色に色づいています。小峰には種々様々な野イチゴが自生しますが、唯一冬に実るものがこのフユイチゴです。
やわらかい木の実の少ない冬に、野鳥たちの貴重な食事になるフユイチゴの実、視線を下げて観察してみてください。タイミングが合えば、食事にやってくる鳥たちに出会えるかも?
フユイチゴが見られる場所:杉の木広場、里山尾根
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問い合わせください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。