お知らせ
2021/12/20
12月の見どころ(15日)「冬の木の実と野鳥」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。
桜尾根を登っていくと、尾根沿いに大きなカラスザンショウが3本並んで立っているのが見えてきます。
園路から枝先を見上げると、房生りにみのるたくさんの果実が目に入ります。蜜柑のような香りの果実には、写真に写るコゲラの他、アオゲラ、メジロ、ヒタキ類など様々な野鳥が集まります。
カラスザンショウが見られる場所:桜尾根、ホオジロ尾根 他
ふれあい広場では、しばしば隣接する梅林などで囀りを上げるジョウビタキを見かけます。
ヒッヒッという特徴的な鳴き声と、翼にある白い団子が目印です。
ジョウビタキが見られる場所:ふれあい広場、梅林、八坂神社周辺 他
八坂神社の近くの園路で、サネカズラの実を見つけました。鮮烈な赤色が目を引きます。
目立つ外見から『実かずら』、整髪料としての用途から『美男かずら』、咳き止め薬としての用途から『咳かずら』、和紙づくりの"ふのり"としての用途から『布海苔かずら』など多くの名を持つ、かつての日本人の生活と切っても切れない関係を築いてきた植物です。
サネカズラが見られる場所:八坂神社周辺
杉の木広場では、茶色の背中と黄色いおなかが特徴のアオジと出会えることがあります。この色合いは藪に溶け込むことに一役買っていて、彼らが鳴き声を上げて飛び去って初めて近くにいたことに気付く、なんてこともよくあります。
日本に通年生息し、夏季は標高が高く涼しい地域へ、冬季は比較的暖かい平地へ移動する漂鳥の一種で、小峰公園では主に冬によく見られます。
アオジが見られる場所:杉の木広場、谷戸田 他
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問い合わせください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。