お知らせ
2021/11/17
11月の見どころ(17日)「こう葉と晩秋の果実」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

里山尾根の藪の中では、寒さで葉を落としたサルトリイバラの果実が目立ちます。
サルトリイバラの名前は、サルの侵入を止めるほど鋭いトゲが生えているというような意味合いを持つようです。その薬効を謳った山帰来(サンキライ)の名のほうがなじみ深いでしょうか。
サルトリイバラが見られる場所:桜尾根、里山尾根

馬頭観音から園内最高地点へ向かう途中の杉林の林床では、今年もコアジサイの葉が黄色く色づいています。
梅雨時の花と晩秋の黄葉、年に二度楽しめるコアジサイを是非ご覧ください。
コアジサイが見られる場所:桜尾根、里山尾根、ホオジロ尾根

里山尾根へ上る途中、園路沿いの足元にはポツリポツリとヤブコウジの真っ赤な実が見られます。
まっすぐ歩いていては見落としてしまう程 小さな樹木とその果実ではありますが、ちょっと歩調を緩めて観察してみませんか?
ヤブコウジが見られる場所:里山尾根、ホオジロ尾根

田んぼの横を通る園路沿いではイロハモミジが端から色づき、緑から赤の美しいグラデーションを見せています。
北向きの谷戸地形によるものか、小峰のイロハモミジの紅葉は、一度に全体が赤くなることはあまりなく、徐々に移り変わる絶妙な色合いを楽しむことができます。
イロハモミジが見られる場所:谷戸田、ふれあい広場、けやき広場
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問い合わせください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。