お知らせ
2021/10/26
10月の見どころ(17日)「秋の花と虫」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。
谷戸田の奥にある湿地では、ミゾソバに交じってツリフネソウが咲いています。名前の通り、鮮やかな赤紫色の舟が吊り下げられたような形をしています。
花が終わったあとにできる果実は、熟すと少しの衝撃で弾け、ホウセンカのように遠くへタネを飛ばします。
ツリフネソウが見られる場所:谷戸田
ひのき広場で、真っ白な尻尾のような姿のサラシナショウマが見ごろを迎えています。
サラシナショウマは日陰と湿気を好むため、小峰公園ではひのき広場のほか杉の木広場に生息しています。
サラシナショウマが見られる場所:ひのき広場、杉の木広場
桜尾根のアザミの花に、アサギマダラがとまっていました。
長距離を旅することで有名なアサギマダラは、小峰公園では初夏と秋に飛翔する姿が見られます。この時期は尾根沿いに点在するアザミ類や野菊の花に訪れていることが多いため、来園の際には探してみてください。
アサギマダラが見られる場所:桜尾根、ホオジロ尾根
ホオジロ尾根のススキの茎に、小さな青い実をつけたツルが巻き付いていました。この植物はアオツヅラフジと言って、このツルを使ってつづら(籠)を編んだことから名付けられたそうです。
果実の表面はワックス成分に覆われ白っぽく見えますが、本来は黒に近い濃い紫色をしています。
アオツヅラフジが見られる場所:桜尾根、ホオジロ尾根
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問い合わせください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。