お知らせ
2021/09/28
9月の見どころ(28日)「初秋の花と虫」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。
谷戸田周辺の湿地で、ミゾソバが見ごろを迎えています。茎の先にまとまって咲く小さな花は、よく金平糖に例えられます。
かつて、田んぼの水路の溝などに咲く姿がよく見られたことから、ミゾソバの名がつきました。ミゾソバはソバと同じタデ科の植物です。
ミゾソバが見られる場所:谷戸田
桜尾根の道々でキバナアキギリが花を咲かせています。
鮮やかな黄色の花びらの真ん中から、ピョコンと飛び出した淡紅紫色の雌しべがネズミの尾に似た雰囲気を持つことから、中国語では「鼠尾草」と表現されます。ひとつひとつは小さな花ですが、少し足を止めて「ネズミのしっぽ」を観察してみてはどうでしょうか。
キバナアキギリが見られる場所:桜尾根、谷戸田
ふれあい広場のエコパッチ(刈り残し)ではチカラシバの紫色の穂が見ごろを迎えています。
背がひくくがっしりした草姿のチカラシバは、見た目に違(たが)わず根や茎が非常に丈夫で、引き抜いたり刈り取ったりするのに苦労したことからこの名前が付いたと言われます。
チカラシバが見られる場所:ふれあい広場
ホオジロ尾根に咲くアズマヤマアザミの花に、涼しくなったことで休眠から覚めたヒョウモンチョウの仲間が吸蜜に訪れていました。
小峰公園ではミドリヒョウモン、クモガガタヒョウモン、メスグロヒョウモンなどが見られます。
ヒョウモンチョウの仲間が見られる場所:桜尾根、ホオジロ尾根
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問い合わせください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。