お知らせ
2021/08/15
8月の見どころ(15日)「雨に濡れる里山の草花」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

桜尾根では所々で咲くクサギの花が見ごろを迎えています。
日差しの下では、花そのものより集まってくるアゲハチョウの仲間に目が行ってしまうクサギの花。雨の日こそ、可憐な花を観察するチャンスかもしれません。
クサギが見られる場所:桜尾根

雨が続いた谷戸田の湿地では、ポツリポツリとカキツバタの花が姿を見せています。
江戸中期の俳諧師蕪村の句にも、雨とカキツバタを絡めて詠まれたものがありますね。自然を見て感じたこと、筆を執って書きだしてみてはどうでしょう。
カキツバタが見られる場所:谷戸田

ヒノキ広場でひっそりとヤマジノホトトギスが咲いています。
秋に咲くホトトギスとは花の形はよく似ていますが、あちらに比べると斑紋が小さく、儚げな印象を覚えます。
ヤマジノホトトギスが見られる場所:ヒノキ広場、桜尾根

桜辻近くの木柵に一列に並んで生える黄色い"ヘラ"。キノコの一種のツノマタタケです。
晴れが続くと水分が抜けて濃いオレンジ色に見えますが、雨に濡れると黄色く透き通った姿が見られます。
ツノマタタケが見られる場所:桜辻、杉の木広場 他
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問い合わせください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。