お知らせ
2021/08/05
8月の見どころ(4日)「夏の生きもの」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

田んぼの畔でナツズイセンが花茎を伸ばしています。
スイセンではなくヒガンバナの仲間ですが、花が終わるとスイセンによく似た青緑色の葉を伸ばすことから、早春に咲くスイセンと比較するこの名が付きました。
ナツズイセンが見られる場所:谷戸田

8月上旬の杉の木広場ではキツネノカミソリが見ごろを迎えています。
前述のナツズイセンによく似た草姿をしていますが、花びらの形など細かいところは異なります。来園の際にはぜひ両種の花を見比べてみてください。
キツネノカミソリが見られる場所:杉の木広場

緑色の丸い実が鈴なりについているエゴノキの枝に、小さなバナナのようなものが見つかることがあります。これは「エゴノネコアシ」と呼ばれる虫こぶです。
猫の手指に見立てて名付けられたそうですが、それにしては指の本数が多すぎるような?
エゴノネコアシが見られる場所:ふれあい広場

園内のロープ柵で羽を休めるニイニイゼミを見つけました。公園の手すりやロープ柵には、ニイニイゼミの他、トンボやダンゴムシ、ハエトリグモやフキバッタなど様々な生きものが集まります。
小峰に限らず、近所の公園を散歩する際にも、ちょっと視点を下げて手すりに集まる小さな生きものを観察してみてはいかがでしょうか。
観察しやすい場所:ホオジロ尾根、里山尾根つづら折れ、ふれあい広場の畑
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問い合わせください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。