お知らせ
2021/07/23
7月の見どころ(23日)「夏の花」
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。

谷戸田の入り口では、ミソハギの花がお出迎え。池のほとりで赤紫の花が風に揺れています。
ミソハギの名は湿地などに生えることから「溝萩(みぞはぎ)」とつけられた説や、盆花として使われることから「禊萩(みそぎはぎ)」と呼ばれていた説などいくつかの由来と説があるようですね。
ミソハギが見られる場所:谷戸田

ふれあい広場にある民家風休憩舎の裏手ではウバユリの開花が始まりました。「花咲くころには葉が枯れ落ちることから歯の無い老女に例えて姥百合(うばゆり)と名付けられた」と紹介されることが多い花ですが、実際には開花期には青々とした葉を茂らせています。
花期があまり長くない植物ですので、観賞はお早めに。
ウバユリが見られる場所:民家風休憩舎

ホオジロ尾根から展望広場へ向かう途中で、タマアジサイが咲き始めました。
梅雨ごろに小峰公園で見られる他のアジサイ(ヤマアジサイ、アジサイ、コアジサイ)と違って夏に開花するこのアジサイの最大の特徴は、名前の由来にもなったボール形の蕾(写真右奥)。しばらくの間は蕾と花が両方見られますので、ぜひ探してみてください。
タマアジサイが見られる場所:ホオジロ尾根とその巻き道、桜尾根

桜尾根の道沿い、足元に夏枯草(かごそう)が点々と立っています。「夏の花」のテーマで紹介していますが、実はこれは6月に見ごろを迎えるウツボグサの花茎が枯れ残ったもの。
夏の暑さに当たると、緑の穂があっという間に茶色く染まることから夏枯草と名づけられたと言われ、これはそのまま生薬名にもなっています。
夏枯草が見られる場所:桜尾根
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問い合わせください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。