お知らせ
2025/09/30
秋川丘陵一の眺望 戸倉城山
小峰ビジターセンターでは都立秋川丘陵自然公園や秋川渓谷についての自然情報をお知らせしています。
秋川丘陵の西端、戸倉地区にある戸倉城山の様子を紹介します。室町時代から戦国時代に築かれたと考えられる山城跡があり、ハイキングをしながら地域の歴史にも触れることができる場所です。紅葉にはまだ早いですが、今回は光厳寺~山頂~神明社(西戸倉バス停方面)のルートで歩きました。
光厳寺には、東京都指定天然記念物となっている4株のヤマザクラがあります。最も大きな株は、幹周5.33m、枝張東西25m、南北18m、樹齢は400年と、都内のヤマザクラとして一番の巨樹。一度は見ておきたい風格ある姿です。
光厳寺を回り込むように山頂へのルートを歩き始めると、コンテリクラマゴケが斜面いっぱいに広がっています。中国原産のコケですが、野生化しているところも多く見られます。林床を青く染める様子は、まるで異世界に迷い込んだかのよう。
神明社側の麓は、古い時代のものではないようですが石積みの道が続き、山城の面影が感じられる場所です。雨上がりなどコケやシダが湿っていると古道のような雰囲気を味わえる場所です。
山頂で鉢合わせしたニホンカモシカの子ども。慌てて斜面を駆け下りる後ろ姿が見えましたが、しばらくドラム缶の陰に隠れていたようです。隠れた(つもりの)まま近くの葉をむしゃむしゃと食べ始めましたが、こちらから姿が丸見えなのがなんともかわいらしく感じられました。
標高434mと気軽にハイキングが楽しめる山ですが、切り立った南斜面や山頂からの眺望は、低山とは思えない高度感を味わうことができます。周辺に紅葉スポットや観光施設も多く様々な楽しみ方ができるエリアです。秋風を感じながら、歩いてみてはいかがでしょうか。
