お知らせ
2024/08/21
里山の生きもの調査隊 小峰公園スタッフと歩く「昆虫の里」 夏のチョウをさがそう! 2024を開催しました(実施レポート)
小峰ビジターセンターでは、年に複数回の里山の生きもの調査をイベント開催しています。
今回は、7月20日(土)に里山の生きもの調査隊 小峰公園スタッフと歩く「昆虫の里」 夏のチョウをさがそう! を開催しました。
調査をはじめる前になぜチョウ類の調査をするのか、調査の目的や調査のルート、記録方法のレクチャーを行いました。それでは、調査を開始します!どんなチョウ類を見つけることができるでしょうか?
調査箇所は、草地や樹林地、水辺環境など複数の自然環境を調査しました。それぞれの調査箇所では見られるチョウの種類やチョウの様子にも違いが見られました。
さっそく、チョウを見つけました!最初に見つけたのはヤマトシジミというシジミチョウ科のチョウです。スタッフがチョウ類の捕まえ方や持ち方のポイントを実演し、説明しました。
捕獲したチョウは、小峰公園が作成したチョウ類の写真や生態について解説しているセルフガイドシートを使い、種類を特定しました。
チョウ類調査は、目視による調査が一般的です。ズーム機能のあるカメラを使うと遠くからチョウを観察することができ、生体を弱らす事もないため、おすすめの調査方法の1つです。
さて、綺麗にチョウを撮影できたかな?
チョウ類調査の最後は、調査結果の取りまとめです!
今回の調査では、5科(アゲハチョウ科・シロチョウ科・シジミチョウ科・タテハチョウ科・セセリチョウ科)13種類(アゲハチョウ科:3種、シロチョウ科:2種、シジミチョウ科:4種、タテハチョウ科:1種、セセリチョウ科:2種) 29匹を確認しました。
チョウ類は植物ととても深いつながりを持っています。調査を行う事で小峰公園の森林や草地の植物の豊かさや管理状況を伺い知る事ができ、種類数が多いことは自然の豊かさを象徴します。これからも様々なチョウが舞うように、里山の自然を大切にしていきたいですね。
イベントにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!(樺沢レンジャー)
※イベント後、チョウは元いた場所へ放しました。小峰公園では動植物の採取をご遠慮いただいております。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。