お知らせ
2024/05/20
谷戸田の稲作 第2回「代かき、あぜぬり」
小峰公園では、年間を通して一連の稲作を体験し、
”つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を園内の谷戸田にて行っています。
今回は、5月11日(土)に行われた、谷戸田の稲作 第2回「代かき、あぜぬり」の様子をご紹介します。
前回の籾まき作業から約1月程たちました。
さて、苗代の稲の苗の様子はどうでしょうか?
種籾は順調に発芽して、すくすくと生育していました。
田植えまであともう少し!
田植えに向けて、まずはあぜぬりを行います。
あぜぬりについてボランティアさんに教えてもらいながら、みんなで進めていきます。
あぜは田んぼの周りをぐるりと囲む、泥でできた小さな堤防。田んぼのふちを泥で固めてあぜをつくることで、水が外に漏れないようにします。
次は田んぼに入り、前回起こした泥の塊を細かく砕いていきます!
まずは、かつての稲作で使われた、牛馬に鍬を引かせることで田んぼの泥の塊を細かくする農具「馬鍬(まぐわ)」見学。
舟にロープを付けた道具を馬鍬に見立て、みんなで力を合わせて牽引して泥を砕きます。
細かくした泥はトンボという道具を使い平らにならします。
田んぼの泥をかきまぜた後に平らにならすことを「代(しろ)かき」と言います。
代かきには、①雑草やボウフラ、稲を食べてしまうイナゴの幼虫などを泥の中に埋める、②栄養分を泥の中に混ぜる、③泥を柔らかくし稲の根がそだちやすくする、④水底を平らにし田植えをしやすくする、などさまざまな効果があります。
これで田植えの準備が整いました!
田んぼ作業に一生懸命、気づけば全身泥だらけの子どもの姿も。
おかげさまで、田んぼはいつでも田植えができる状態となりました!
次回は6月2日(日)「田植え」の予定です。(君島レンジャー)