小峰公園・小峰ビジターセンター

お知らせ

2023/09/28

谷戸田の稲作 第5回「案山子づくり」

小峰公園では、年間を通して一連の稲作を体験し
”つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を園内の谷戸田にて行っています。

今回は、9月10日(日)に開催した谷戸田の稲作 第5回「案山子づくり」の様子をご紹介します。

谷戸田の稲作2023⑤_01

7月に行った田んぼのお手入れ作業から約2ヶ月。その後の稲の様子はどうでしょうか。

前回の田んぼの風景を思い出しながら、田んぼを見て回ります。

みなさん、すぐに稲の変化に気付いたようで、「お米がなっている!稲の背が伸びてる!」など喜び・驚きの声が上がります。

約2ヶ月の間に稲は分けつ(※1)し、穂が出て、花が咲き、穂が実り始めていました。

(※1)株が育ってくると、茎の根元から新しい茎が生えてきます。これを分けつ(ぶんけつ)と言います。

谷戸田の稲作2023⑤_02

次に稲わらを使った「縄ない」を行いました。

縄ないとは、ワラを使ってよりあわせ、縄をつくることを言います。

ボランティアスタッフから縄ない作業について教わりながら作業をすすめました。

今年は、どれだけ長い縄を作ることができたでしょうか。

谷戸田の稲作2023⑤ー 3_03

縄ない作業は初めての方ばかりでしたが、コツを掴み始めるとあっという間に立派な縄が完成しました。

完成した縄の長さは、長縄跳びができるほど! そして、親子で長縄跳びに挑戦!

稲わらを昔の人が無駄なく利用する工夫や知恵を知る機会となりました。

谷戸田の稲作2023⑤ー4_04

午後は、いよいよプログラムのメイン「案山子づくり」です。

案山子は何のために立てるのか?案山子の由来なども学びました。

各ご家庭から衣類や飾りつけを持ち寄り、竹に服を通して十字に組み、服の中に稲わらを詰め込み、案山子を作ります。

谷戸田の稲作2023⑤ー5_05

完成した案山子を見て、大満足!個性豊かな案山子たちが揃いました。

きっと、お米を鳥や獣から守ってくれることでしょう。

今年は、「案山子コンテスト」を開催しています!

公園にお立ち寄りの際は、お気に入りの案山子を見つけて、ビジターセンターで投票お願いします‼

投票〆切は 10月21日(土)まで!

次回10月1日は、いよいよ稲刈りです。(樺沢レンジャー)