小峰公園・小峰ビジターセンター

お知らせ

2022/12/22

谷戸田の稲作 第8回「お米をおいしく食べよう」

小峰公園では、年間を通して一連の稲作を体験し、
”つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を、園内の谷戸田にて行っています。

今回は、11月26日(土)に開催した谷戸田の稲作 第8回「お米をおいしく食べよう」の様子をご紹介します。

谷戸田の稲作2022 第8回精米選別_01

①雨天による順延の後、待望の実食です。

まずは、精米・洗米作業です。前回の脱穀と籾摺り作業により、玄米となったお米を精米機を使用して白米にしました。

白米になったお米を見ていると小石や黒く傷んだお米がちらほら。これを取り除く作業を行いました。

本当にご飯を食べるためには、地道な作業が続きますね。

お米の選別を終えた後は、飯盒にお米を入れて、洗米しました。

谷戸田の稲作2022 第8回薪割り_02

②次に『薪割り』を行います。

飯盒でご飯を炊きますが、そのためには火を起こさなくてはいけません。薪に火が移りやすいように小型の鉈と木槌で叩きながら細い薪から太い薪まで用意しました。

皆さん、初めて行う薪割り作業に緊張していましたが、次第に薪割りにも慣れていき、薪が割れるたびに達成感を感じているようでした。

谷戸田の稲作2022 第8回かまど設置_03

③そして、いよいよかまどの設営・飯盒炊飯です。

ブロックを積み上げてかまどを作り、杉の葉や細かく割った薪で炊きつけます。マッチで火をつけ、炊きつけを行うのも初めての体験!

昔ながらの直火を使用した飯盒で炊いていきます!

谷戸田の稲作2022 第8回飯盒炊飯_04

④かまどの火が安定し、火にかけた飯盒に耳を澄ますとグツグツとお米が躍る音が聞こえてきます。

次第にチリチリと音が変化すると、もうすぐご飯が炊き上がるサインです。飯盒を天地返しし、ご飯を蒸らしている間は、「しっかり炊けているかなぁ」とドキドキ。

いざ、蓋を開けると外側には少しのおこげとふっくらに炊き上がった真っ白なご飯! 「やったー! 上手く炊けた!」と歓声があがりました。

谷戸田の稲作2022 第8回記念写真_05

⑤炊きあがったご飯をおいしくいただきます!

籾まきから始まり、田植えや草取り作業、案山子づくり、稲刈り、脱穀、精米作業を行ってきました。

自分たちで一から作ったお米の味は、どうだったのでしょうか・・・

「おいしい! モチモチしている! もっと食べたーい!」と皆さん、自分たちで作ったご飯に大満足!

お米を育てる事に苦労したこと、楽しかったことを振り返ると同時に自分で作ったご飯を食べる喜びも感じました。

次回12月11日は、最終回「たき火、正月飾りづくり」です。(樺沢レンジャー)