お知らせ
2022/09/30
谷戸田の稲作 第5回「案山子づくり」
小峰公園では、年間を通して一連の稲作を体験し、
”つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を、園内の谷戸田にて行っています。
今回は、9月4日(日)に開催した谷戸田の稲作 第5回「案山子づくり」の様子をご紹介します。

①7月に行った田んぼのお手入れから約2ヶ月。稲はどのような姿に変化しているのでしょうか。
前回の田んぼの風景を思い出しながら、田んぼを見て回ります。
すると、すぐに稲の変化に気付きます。「お米がなっている‼ 早くたべたーい‼」と喜びの声が上がります。
約2ヶ月の間に稲には穂が付き始めていました。でも、食べるにはまだ早いので、もう少しの辛抱です。

②次は、稲わらを使った「縄ない」を行います。
縄ないとは、ワラを使ってよりあわせ、縄をつくることを言います。
稲の副産物のワラは草鞋(わらじ)や蓑(みの)、笠(かさ)など、衣料品の原料として利用されていました。
昔の人は稲を無駄なく利用していたんですね~
ボランティアスタッフから縄ない作業について教わりました。

③初めての縄ないに苦労しながらも徐々にコツを掴み始める参加者の皆さん。
気付けば、黙々と縄を編み続け、あっという間に時間は過ぎてしまいました。
なんと、完成した縄の長さは、縄跳びができるほど‼
あまりの呑み込みの早さにスタッフ一同驚いてしまいました。

④午後は、いよいよ案山子づくりです。
案山子は何のために立てるのか?案山子の由来なども学びました。
各ご家庭から衣類や飾りつけを持ち寄り、竹に服を通して十字に組み、
服の中に稲わらを詰め込み、案山子を作ります。

⑤完成した案山子を見て、大満足!
今年も個性豊かな案山子たちが揃いました。
お米を鳥や獣からきっと守ってくれることでしょう。
田んぼに案山子が立てられると、一層秋の気配を感じます。収穫はもうすぐそこまで迫っています‼
次回10月2日は、いよいよ稲刈りです。(樺沢レンジャー)