お知らせ
2021/06/29
【自然教室レポート】谷戸田の稲作2021 第3回「田植え」
小峰公園の谷戸田では、年間を通して一連の稲作を体験し、“つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を行っています。
第3回「田植え」は新型コロナウィルスの感染拡大防止措置のため、残念ながら中止としました。6月6日(日)に小峰公園ボランティアとビジターセンタースタッフが感染症対策を徹底したうえで田植えを代行しました。今回はその様子をご紹介します。
① 苗代の鳥よけ網はずし
4月に種をまいた苗代では、稲の苗が元気に育ちました。まずは鳥から種籾を守ってくれていた鳥よけ網をはずします。
② 雑草取り
苗代には、稲の苗にまじってヒエやその他の雑草が生えています。ヒエは稲の苗にとても良く似ているので、間違えて田んぼに植えてしまわないよう、丁寧に取り除きます。ヒエは茎の根元が赤くて(イネは全体が緑色)、節のところに毛が生えていない(イネは節に毛が生えている)ことで見分けられます。
③ 苗取り
雑草を取り除いた苗代から稲の苗を取ります。稲の根元を水に浸けて、やさしく泥をおとし、稲の苗をまとめていきます。
④ 田植え
田植え開始です。田植えには『田引き紐』を使います。田引き紐には 30cmの目盛りがふられており、目盛りのところに稲の苗を植えることによって、苗同士の間隔をそろえます。一列が終わったら、後ろに下がり、田引き紐を30cm後ろにずらして、また同じように植えていきます。
田植えを終えた田んぼでは、稲がきれいに並んで風に揺れています。
次回、谷戸田の稲作第4回では、生きもの観察を行います。
(菅沼レンジャー)