お知らせ
2025/06/15
『多摩の里山見本園』の四季 6月
小峰公園は都立秋川丘陵自然公園のほぼ中央部に位置し、多様な環境を擁する約11haのエリアです。
小峰ビジターセンターでは、『多摩の里山見本園』をコンセプトに里山管理を実践しており、「雑木林」「田んぼ」「畑」など、秋川丘陵自然公園の代表的な里山風景やそこに生息・生育する動植物の観察を楽しむことができます。

ハイキング中の休憩や、ピクニックを楽しめる広場です。古民家風の休憩舎やトイレも設置されています。草地の生きものを観察できるスポットもあります。
この時期は、園路や石垣沿いのアジサイが見頃を迎えます。また、エコパッチ(草地の刈り残し)の植物が大きく成長し、広場の一端に作られている畑ではジャガイモの花も見られます。

谷あいにつくられた、階段状の田んぼを谷戸田と呼びます。トンボやカエルなど、水田とそこに暮らすさまざまな生きものを観察することができます。
この時期は、谷戸田内の苗代で発芽した稲が水田に移され(田植え)、雨水も吸ってグングン成長していきます。

桜尾根は小峰公園の中心を通っています。尾根道の両側にはヤマザクラやソメイヨシノの大木が並び、毎年春にはサクラのトンネルが楽しめます。
この時期、雨水を得て、ノアザミやウツボグサが咲き、それらを覆い隠すように、様々な植物が一斉に謳歌します。