小峰公園・小峰ビジターセンター

お知らせ

2023/07/28

『多摩の里山見本園』の四季 7月

小峰公園は都立秋川丘陵自然公園のほぼ中央部に位置し、多様な環境を擁する約11haのエリアです。
小峰ビジターセンターでは、『多摩の里山見本園』をコンセプトに里山管理を実践しており、「雑木林」「田んぼ」「畑」など、秋川丘陵自然公園の代表的な里山風景やそこに生息・生育する動植物の観察を楽しむことができます。

多摩の里山見本園(イラスト)

『多摩の里山見本園』の四季 7月_02

①夏のふれあい広場

ハイキング中の休憩や、ピクニックを楽しめる広場です。古民家風の休憩舎やトイレも隣接しています。草地の生きものを観察できるスポットもあります。

この時期は、ネムノキのピンク色の花が楽しめます。またエコパッチ(草地の刈り残し)では、まだ体が小さなバッタやカマキリが観察できます。

『多摩の里山見本園』の四季 7月_03

②夏の谷戸田

谷あいにつくられた、階段状の田んぼを谷戸田と呼びます。トンボやカエルなど、水田とそこに暮らすさまざまな生きものを観察することができます。

6月手作業で丁寧に植えたお米の稲がすくすくと成長し、夏の田園風景が広がっています。夏の暑さに負けず、たくさんのトンボが田んぼの周辺を飛び交っています。

『多摩の里山見本園』の四季 7月_04

③夏の桜尾根

桜尾根は小峰公園の中心を通っています。尾根道の両側にはヤマザクラやソメイヨシノの大木が並び、毎年春にはサクラのトンネルが楽しめます。

この時期は、園路沿いの桜並木からセミの大合唱が聞こえてきます。ニイニイゼミは鳴き声はよく聞けども、体色が樹皮に溶け込んで、その姿をみつけるのは一苦労です。