お知らせ
2021/10/31
『多摩の里山見本園』の四季
小峰公園は都立秋川丘陵自然公園のほぼ中央部に位置し、多様な環境を擁する約11haのエリアです。
小峰ビジターセンターでは、『多摩の里山見本園』をコンセプトに里山管理を実践しており、「雑木林」「田んぼ」「畑」など、秋川丘陵自然公園の代表的な里山風景やそこに生息・生育する動植物の観察を楽しむことができます。
多摩の里山見本園(イラスト)
①秋のふれあい広場
ハイキング中の休憩や、ピクニックを楽しめる広場です。古民家風の休憩舎やトイレも設置されています。草地の生きものを観察できるスポットもあります。
この時期は、エコパッチ(刈り残し)周辺で、チカラシバやイノコヅチなど、ひっつき虫と言われる植物が観察できる他、ケヤキの黄葉が楽しめます。
②秋の谷戸田
谷あいにつくられた、階段状の田んぼを谷戸田と呼びます。トンボやカエルなど、水田と、そこに暮らすさまざまな生きものを観察することができます。
この時期は、稲刈りの終わった田んぼで食べものを探すキセキレイや、刈り取った後の稲を干して乾かす「はさ掛け」の様子を見ることができます。
③秋の桜尾根
桜尾根は小峰公園の中心を通っています。尾根道の両側にはヤマザクラやソメイヨシノの大木が並び、毎年春にはサクラのトンネルが楽しめます。
この時期は、ノハラアザミやオケラ、ススキなどの秋の花が楽しめます。