お知らせ
2021/09/25
『多摩の里山見本園』の四季
小峰公園は都立秋川丘陵自然公園のほぼ中央部に位置し、多様な環境を擁する約11haのエリアです。
小峰ビジターセンターでは、『多摩の里山見本園』をコンセプトに里山管理を実践しており、「雑木林」「田んぼ」「畑」など、秋川丘陵自然公園の代表的な里山風景やそこに生息・生育する動植物の観察を楽しむことができます。
多摩の里山見本園(イラスト)
①秋のふれあい広場
ハイキング中の休憩や、ピクニックを楽しめる広場です。古民家風の休憩舎やトイレも設置されています。草地の生きものを観察できるスポットもあります。
9月下旬から10月上旬は、エコパッチ(刈り残し)でバッタ・イナゴ類、チカラシバや野菊の花が観察できます。
②秋の谷戸田
谷あいにつくられた、階段状の田んぼを谷戸田と呼びます。トンボやカエルなど、水田と、そこに暮らすさまざまな生きものを観察することができます。
9月下旬から10月上旬は、黄金色に色づく稲穂や、その上を飛び回る赤とんぼの姿が楽しめます。
③秋の桜尾根
桜尾根は小峰公園の中心を通っています。尾根道の両側にはヤマザクラやソメイヨシノの大木が並び、毎年春にはサクラのトンネルが楽しめます。
9月下旬から10月上旬は、アザミの花や、そこに集まるヒョウモンチョウの仲間やセセリチョウの仲間などの蝶が観察できます。また、自然観察の際にはスズメバチにご注意ください。